娘の家族と鹿児島への旅1

 

2019/10/12

 

          画像: カリアンドラ。ブラジル原産。2019/10/14 鹿児島市仙厳園で撮影。

 

 

 娘の家族と旅行をするのは今回がはじめてではない。今年の3月に山口県を旅行して大いに楽しんだ。その時に、次は鹿児島と指宿に行ってみたいとの要望があったので、山口県の旅行が済んだ段階で、すぐさま鹿児島と指宿のホテルに予約を入れたのだ。今年は三連休が多いから三連休を使って二泊旅行をしようということになった。だから10月の半ばの三連休をなんの気もなく、予約で押えたのである。

 

 

 まさか初日の1012日が凄まじい規模の台風19号とかち合うとは夢にも思わなかった。予定では孫の学校が終わってから、夕方の羽田/鹿児島の便に乗り、12日は城山ホテルで宿泊し、13日は指宿の秀水園泊として、鹿児島、知覧、指宿をすべて見物する予定にした。

 

 

 ところがどうだ。台風が来てしまったのだ。一週間前は鹿児島直撃の予測だったのだが、徐々に東にそれていき、東京を直撃するコースとなり、しかも巨大な規模の暴風雨になることが予測された。時期が近づくにつれて台風の巨大さに慄き、12日は新幹線、JR、東急を含む私鉄が計画運休となり、羽田・成田発の国内便・海外便は全便欠航という悲惨な結果になった。飛行機には乗れないのはもちろん、東京都内の交通機関も全面的にストップして都内も動けない悲惨な有様になるというのだ。

 

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 オリジナル・プランでは娘夫婦の一行は12日の18:35に鹿児島空港に到着して、私は彼らと鹿児島空港で落ち合い、そこから城山ホテルに向かうことになっていたのだが、12日の羽田発の飛行機便が全便欠航となったので、娘一家は鹿児島に来れないことが決定してしまった。私はこの時点で城山ホテルをキャンセルした。

 

 

 ところがどうだ。この娘夫婦はめっぽう運気が強い。

 

 

 まず息子の学校が土曜日12日を台風の猛威を避けるために休校することに決定し、ついで娘婿が、12日の朝一番の伊丹空港発鹿児島空港行の便は運行し、その便に空席があることを発見し、一家は11日中に大阪に移動して、その晩は伊丹空港のビジネスホテルに宿をとることに決定したのだ。

 

 

 これにはさすがの私も脱帽だ。娘婿は天才的な頭脳をもっている。奴は不可能を可能にしてしまうボナパルト的思考能力だ。

 

 

 こうして一旦はキャンセルしかけた旅行計画が立ち直った。

 

 

 貧乏くじを引いたのは私だ。あわてて城山ホテルに電話して、12日の予約のキャンセルをなかったことにしてくれ、と交渉したのだが、もうあとの祭り。婿殿にあとで何度も謝らねばならない事態となった。城山ホテルというのは鹿児島ではただのホテルではないのですよ。

 

 

 

 余談ですが、この19号台風は日本各地に甚大な被害をもたらした。下の写真は長野駅の北方にある北陸新幹線の車両基地。水浸しになってしまった。

 

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 JR東によると、浸水したのは同社の「E7系」8編成と、一部区間を運営するJR西日本の「W7系」2編成の計10編成120両で、北陸新幹線全車両の3分の1にあたる。E7系はJR東で営業している新幹線の中で最新型の車両だ。

 

 

 社員が同センターに近づけず、浸水の程度など詳しい状況は不明だが、水が引いた後も、電気系統や客室の設備の点検や修理に加え、メンテナンス機器がある同センター自体の復旧作業が必要だという。運転再開後も本数減少など、長期間ダイヤに影響を及ぼす可能性がある。

 

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 このあたりは小布施町の西に位置し、この地方では有名な果実の産地です。残念なことです。