称名寺・金沢文庫

2019/05/19

 

 

 昨日は思い立って称名寺に出かけた。朝のテレビ放送でキバナショウブ(黄花菖蒲)が満開だと知って、寺の名前が横浜市の称名寺だと聞き覚えたからだ。

 

 天気は晴れというか薄曇り。

 

画像品川駅の京急乗換口

 

 

 大森駅から品川駅まで京浜東北線で行き、品川駅で京急に乗り換えた。

 

いつも感心するのだが、京急品川駅のプラットホームには地面に細かい区割りがしてあって、特快に乗るなら「特快」と書いてある場所に並べばよいのだ。特快とは多分特別快速を意味しているのだろう。そしてたった一本のプラットホームから出発する電車の数が多いのに驚く。数分に一本の割合で電車が次々に到着し、次々に出発していく。それも時刻通りにだ。JRを見習ってというもんじゃない。JRをはるかに越える精密さだ。

 

私はたった5分待っただけで希望の特快に乗ることができました。そして弱者優先席に座ることができました。ラッキー。

 

そしてその特快の速いこと。品川、蒲田、川崎、横浜、上大岡山、そして次が金沢文庫です。感覚的に「超特急」という感じですね。アッという間に金沢文庫に到着しました。

 

 

  駅前からタクシーに乗るとすぐに称名寺門前に着きました。歩いても12分の距離なのです。赤門から仁王門までは桜並木です。

 

 画像:門前にある称名寺説明板から

 

 

 鎌倉時代のことはあまりよく知らないのだけれど、源頼朝の奥方が伊豆の豪族北条時政の長女である政子であったことから、鎌倉幕府の執権職は歴代北条氏が独占した。北条実時1234年から鎌倉幕府の幕府警備隊長の要職をつとめた重要な人物で、彼が金沢に別荘を構え(ここから金沢北条の名が由来する)、阿弥陀堂を建てたのが発端だったらしい。金沢文庫(かねさわぶんこ)は、北条実時が1275年頃別荘内に作った書籍コレクションである。

 

 

 

 称名寺絵図は次。

 

画像称名寺絵図(1323年)

 

これに対応する現在の地図は、

 

 画像:称名寺仁王門前の看板から

 

写真:反橋と奥手に左側金堂、右側釈迦堂。

 

 

 なお、本尊の木造弥勒菩薩立像については、トンネルを隔てて隣接する県立金沢文庫内に複製された弥勒菩薩が陳列されています。

 

 

  これで見学は終わりました。

 

 称名寺墓地のなかに好さげな墓碑があったので写真を一枚撮っておきました。

 

 

 私は金沢文庫内のカフェでサンドウイッチとコーヒーの昼食を摂り、代金千円を支払って退散しました。この頃には辺りの様子も分かりましたので、住宅地のなかをブラブラ歩いて金沢文庫駅まで帰り、素晴らしいスピードの京急特で品川駅まで戻りました。京急が速いのでご機嫌でした。

 

  

 境内に咲いていた花をいくつか載せておきます。

 

 

 では皆さま、ご機嫌よう。