明日香村7 石舞台

2022/06/12

 訪問時期は2006/04/04です。

 

 

 たまたま訪れたのが44日でしたから、ラッキーでした。見て御覧なさい。石舞台の背面の小高い斜面の桃の木が満開でした。この花が咲いているだけで、ベンチに座ってスケッチしている白髪の老人が夢の中にいるような気持ちになります。もっとも白髪の老人というものは、齢をとっているから、いつでも「夢の中」なのかもしれませんが。

 

 

 場所は次。

 

 

 明日香村のど真ん中です。橘寺も是非一度行きたい場所ですね。聖徳太子が生誕された場所だと聞くと、行く前から心が逸ります。あとで訪ねることになっている高松塚古墳もすぐ近くです。

 

 

 近寄って見る石舞台。巨大ですね。だれが供えたのかしらないけれど、花が供えてある。

 

 

 お墓を神社に見立てているのだろうか。昭和27年に指定された特別史跡なのに、勝手に神社にしちゃった人がいるようです。でも古代の遺跡に人の気配が加わったことで、見る者をほっとさせてくれます。

 

 

 墓を覗き込む。石組みのある方が後円部で手前の開口部が前方部を構成していて、つまり奥が石室のあったところなのだろう。

 

 

 この石室にあったと想定される石棺の模型が造られて、石舞台の外に展示してある。現代人による勝手な想像の産物なのだろうか。

 

 

 それにしてもこの石舞台は美しい。

 

 

 まるで絵のようだ。後背斜面にも果樹の木だと思うが植樹されている。堂々としてゆるぎなく、2000年の時代を生きてきた遺跡だ。素晴らしい。

 

 

 石舞台の周囲に植えられている梅の花?、それとも椿?。

 

 

 後背地から撮影した石舞台の全景。私は奥にある駐車場に車を停めて、右側の道路(多武峰三瀬線)を登ってきて、石舞台に入ったのです。なんという美しい舞台でしょう。オペラの舞台に使えそうな雰囲気があります。

 

 

 おじいさんがまだスケッチをしています。

 

 

 余韻を惜しみながら、この公園を後にしました。

 

 拝観券を載せておきます。

 

 

注:蘇我馬子 - Wikipediaを注意深く読むこと。

 

 

 では皆さま、御機嫌よう。