浜脇(2)

2020/05/05

 

 

 先程の「豊後州速見郡濱湧温泉場賑之図」にも参拝の場所としてはっきり描かれている崇福寺と長覚寺は、明治44年に建設された日豊本線により、浜脇地域から切り離されてしまいました。

 

 

 

崇福寺

 

 

 形から見て江戸時代の彫刻だとおもいます。湯浴み客は帰りにこの石彫刻の前を通ったことでしょう。

 

 

 もともと禅寺というところは人気がないものですが、すべて締め切られており、ガランとしています。伽藍(ガラン)だからという駄洒落ではないのですが。

 

 

 

 本堂入口に掲げられている板(はん)。雲水に時刻を知らせる道具だが、こう書いてある。

 

                人間にとって生死は最も重要な事だが

死のスピードはとても速い。

そのうえ、人の都合も聞いてはくれない。

だから、生きている間は、時間を大切にせよ。

 

 

 

手前が崇福寺。下に見下ろすのは長覚寺。眼前を日豊本線の路線により遮られている。

 

 

 

 

長覚寺

 

 

 とまあ、これで浜脇地区の見物を終えました。帰りは永石(なげし)の湯の前を通り、エディオンの前から旧道を通り、不老泉の横を抜け、別府駅西口からバスに乗って帰りました。約3時間の徒歩散歩でした。疲れました。でも、もうすぐ気候が暑くなって、こういう散歩も私にはできなくなるのです。涼しいうちに散歩しておきましょう

 

 

 

 では皆さま、ご機嫌よう。