2021年夏所感 (4)

2021/08/15

 

 いつも漫然と見ている散歩中の山岳風景を、私のもっている最高級のカメラ、Lumix fz1000で撮ったら、この写真が撮れた。くっきりと美しく撮れた。

 

 蓼科より南方に見える山なので、国土地理院の地図と引き合わせてみると、

 

 

 どうやら上の写真の左手の一番高い山が甲斐駒ヶ岳で、その左に突出している三角形の山が、本邦二番目に高い、標高3193mの北岳のように見える。

 

 南アルプスは残念ながら、私は登り損ねた。せめて甲斐駒と念願したのだが、もうすでに時遅しだ。私の山荘から車で行くなら、伊那で車を停めてバスで北沢峠に抜けて登れるはずだったが、残念だ。

 

 

 写真の右端の高い山は木曽駒だと思う。木曽駒は私が学生時代、木曽福島のスキー場経営者に連れられて、一日登山でまわり、くたくたになった思い出がある。若い時代は体力の限界を知らぬままに駆け回ったものだ。懐かしい山だ。この木曽駒は退職後、駒ケ根からロープウエイで「らくちん登山」をして、登った。(senjoujiki (lcv.ne.jp)

 

写真:宝剣山荘より見た宝剣岳。2009/09/24撮影。

 

画像:木曾駒ヶ岳頂上。2009/09/24撮影。

 

 

 それはそうと、先日娘夫婦が山小屋に来て泊まったときに、「この家には蜂がいる。退治しなさい」と指摘していった。私がすんでいる二階の寝室と一回の居間と食堂には、蜂は見かけなかったので、なにもしないつもりだったが、あまりうるさく言うので、東洋観光に電話をかけて調べさせたところ、軒下に黄色スズメバチが巣を作っていますよ、と報告してきた。

 

 

 軒下の巣は昨年の巣(最近の蓼科生活6 - dousan-kawahara ページ! (jimdofree.com))を除去した跡に造られていた。

 

 さらに自分で地下室に入って調べたところ、同じ黄色スズメバチが床下の通風孔に巣を作っているのが分かった。

 

 

 床下の巣は床下の通風孔(避寒目的で外側から発砲ポリスチレンの板で塞いであった)の内側に造られていた。

 

 東洋観光が業者を呼び寄せるのに時間がかかったので、とりあえず、床下の巣は、私が茅野の薬局で購入したスズメバチ用の強力噴射ノズルのあるピナミン噴射器を一本すべて使い、巣の全てをPyrethrum(除虫菊の殺虫成分)まみれにして蜂を殺した。これで家の中に隠れ住んでいた蜂は退治した。

 

 軒下の蜂については、高所に巣があることから、業者任せで乗り除いてもらった。業者は長い棒を器用に操って巣を取り除き、取り除いた跡地にネズミ除去用の粘着板を取り付けて飛行中の蜂も捕捉してくれた。さすがに専門家は違うものだと感心した。そこで床下のハチの巣の撤去も業者にお願いして撤去してもらった。

 

 これで今年の蜂騒動は終了となることを願っている。

 

 

蜂の巣除去前後の通風孔を外側から眺めた写真が次。

 

 

 この件は私の神経をひどく消耗させたので、蜂退治が終わって、わたしは私の背中の重荷がとれたような気がした。

 

 スズメバチに関する情報はこればかりではない。私の原付バイクの駆動力が弱くなって坂を上るスピードが落ちたので、バイク屋に修理に持ち込んだところ、次の通り説明を受けた。

 

故障している形跡はない。ただ、今頃は蜂の繁殖期であり、いたるところに蜂が巣を作る。信じられないだろうが、バイクのマフラーの中とか、キャブレター(気化器)の中に巣が作られた例さえある、という説明を受けた。

 

 田舎というのは都会人には理解できない事象が平気で生じるもののようですね。

 

では皆さま、御機嫌よう。