2021年夏所感 (7)

2021/09/10

 

 今朝も朝6:45に散歩に出る。

 

 

 随分涼しくなってきたから、短袖のシャツでは寒いので、上にウインドブレーカーを羽織る。散歩中に暑いと感じたら、このウインドブレーカーを脱いで腰に巻き付ける。

 

 

 今日の散歩の到達最高地点(B)の写真がこれだ。出発点(A)から別荘地内の道路をに沿って通り抜け、ビーナスラインに到達した地点だ。標高は1579mだ。標高差129m登ったことになる。その日の身体のコンディションによっても違うが、早い時で38分、遅いときで55分かかる。今日は45分だった。標準のペースだ。

 

             説明:A 出発地点、 B 最高到達地点, C Wanらいふ、 D 帰り道出発点

 

 この最高地点からビーナスライン沿いに少し下ると、左側にペンション歩絵夢があり、その隣に森のキッチンQueueがある。昔はこの「道の駅」は繁昌していたのだが、今はどうも休業中らしい。

 

 

前に石組みがあって、小さな池が設えてあるのだが、その石組みの間に黄色い花が咲いている。この辺りではよく見かける花なのだが、花の名をしらない。(秋の麒麟草(アキノキリンソウ)?)

 

 

 このビーナスラインを15分ほど下がっていくと、右手にドッグホテル(C)がある。

 

 

 ここを右に回り込むと石臼台の団地となる。この石臼台というのは、温泉付きの分譲別荘地であり、東洋観光事業の分譲地では城の平第三期と並んで、得難い温泉付き分譲地なのだ。

 

 

 最近Wanライフの経営者と散歩中に知り合ったのだが、見事な中型犬バーニーズ・マウンテン・ドッグという犬を連れている。前の持ち主が老齢でこの犬を飼いきれなくなったので、譲り受けたのだという。近くでみるといかにも獰猛そうだが、見た目が美しいので、遠目でいつも感心して見ている。

 

 

 ここを回り込んだところの平地にこんもりした築山があり、まるで、昔の古墳みたいな景観なのだが、人の手が入らぬのでいつも鹿がいる。

 

 

 なんと六匹も群れている。

 

 こういう景色を見ながら、私は約2時間黙々と散歩する。たいていは誰もいないから、なにもしゃべらずに、粛々と散歩をする。私は昔坐禅をやっていたから、黙って内に籠る雰囲気が私には合っているのだ。つまり誰とも口をきかないのだ。

 

 

 その間、なにを考えているのかって?

 

 周囲の景色を見てるような、見ていないような、外部への観察眼を働かせながらも、ただ黙々と歩く。これが気持ちがいい。

 

 

 昔諏訪中央病院で脳波テストを受けたことがあるが、私は坐禅修行をやった経験がある所為か、α波が大きく出るらしい。α波人間なのだ。心を統一させるとすぐさまα波状態に入る。

 

 

 現代人は何事もすぐ「金」に結びつけるから、「α波が出ればなんぼ儲かるのか」と聞くだろうけれど、散歩してα波を出しても一文の得にもならない。永平寺の僧侶に「坐れば銭になるのか」と聞くようなもので、愚問だ。