ウクライナ2

2022/09/11

 

 早朝、ウクライナ軍のミサイル発射車が二台やってきて、道路から山の斜面に乗り出して停車、ミサイル発射台を上げてミサイルを発射した。

 

 

 このミサイルは陸軍戦術ミサイル(ATACMS)といい、アメリカ軍によって開発されたもの。

 

 

 BAT 無動力滑空型誘導式子爆弾。BATは目標上空で弾体から切り離されると、主翼を展開して飛行安定性を高め、滑空しながら音響センサーと赤外線センサーで目標を捜索して攻撃する。BATの弾頭はタンデム式の成形炸薬弾(2個の炸薬が時間差で爆発し、1個目で複合装甲や爆発反応装甲を破壊し、2個目で車両の内部に高熱の爆風を吹き込む)で、装甲車両の天井部分を攻撃し、破壊する。(説明:MGM-140 ATACMS - Wikipedia

 

 射程は最大300km。クリミア半島の南北の距離がわずか150kmであるから、オデーサからでもクリミア半島の弾薬倉庫を破壊できる。ロシア軍にとってはHimars ATACMSミサイルにたいして手の打ち様がない。防空システムが完備されていたモスクワ (ミサイル巡洋艦) - Wikipediaの沈没以来、ロシア海軍はミサイルがどこから飛んできたか理解できないし、弾丸はウクライナ軍の狙った場所にピンポイントに着弾する。

 

 イラク戦争(2011年に終結)の時代から存在した兵器だというのですが、これもハイテク戦争の兵器なのでしょうね。驚きです。

 

 では皆さま御機嫌よう。