湖 東 三 山

2015/11/16

 

 どうしていつもいつも○○先生なのか?という話をしておかなければならない。

 工業化学39年度卆業同窓会には沢山の優秀な方々がおられるのに、なぜ私は旅の友として○○先生ばかりお願いするのであろうか? しかし、こういう話は愚問の一語に尽きるのかもしれない。貴方は何故いつも妻と称する女性を供にしているのか、という疑問と似ているからだ。

多賀大社でお参りをして門前で糸切餅を試食しました。

 

 

 

 

 ただ、なんとなく気がおけぬから、とも答えられようし、いっしょにいれば安心感が得られるから、という単純至極の理由に尽きるのかもしれない。だから今回もまた、○○先生に旅の友をお願いすることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丁度紅葉の最盛期でした。

 

 1116日朝7:40に彦根駅で落ちあい、西明寺、金剛輪寺、百済寺の順に廻りました。

西明寺は平安時代はじめに建てられたお寺ですが、今回廻ったお寺のなかでもっとも印象が深かったのがこのお寺でした。本堂も三重塔も国宝なのですが、今回は三重塔の内部を公開しているというので、これを見にきたようなものです。

 小さな室内でしたが、鎌倉時代に描かれた壁画に囲まれて美しく、まるで仏の世界に入り込んだ安心感を味わうことができました。文化庁の指示で雨天のときは公開しないのだそうで、晴れになってラッキーでした。

 

 

西明寺三重塔の内部。極彩色の仏画に囲まれ、素晴らしい。

同寺パンフレットから。

 

 

 

 

 金剛輪寺は聖武天皇の勅願により行基が開いた奈良時代のお寺なのですが、山門から本堂までの坂道が長くて往生しました。

 百済寺はこの三寺のなかではもっとも古くて推古天皇の時代に聖徳太子の勅願により開かれたお寺で、一度お参りすれば極楽往生間違いなしの名刹なのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 かえりに彦根駅の観光案内所で教えてもらった千成亭で近江牛のすき焼きを食べて、お腹も満足させることができて満足至極の一日でした。一人前150g。近江牛というのは近江八幡で飼育されているのだそうです。

 

 

 すき焼きを食べながら話をお聞きしたら、先生はまだ○○大学の学生を二人抱えて指導しているのだって。彦根の滋賀大学工学部機械科で有機物残渣を用いたディーゼル機関を開発していて、そのエコ燃料の製造法を開発しているのだ、という。なんだか浮世離れしていますね。いや、浮世離れしているのはこちらのほうなのかな。

     お腹を満足させたら、彦根城はどうでもよくなり、次の機会までパスしました。

 

 

 では皆様ご機嫌よう。

 

 

 

                                                               の旅行記目次に帰る。