2023_01_01鶴見岳一気登山道路

2023/01/01

今日は元日でバスの本数が半分に減らされているので、8:27白菊発のバスに乗り、自衛隊前から歩き始め、昨日見つけた新道を降り、南立石公園に出た。本日のコースはとても古い古道で、毎年4月に行われる鶴見岳一気登山道路の一部なのである。歩かれてみればお分かりいただけると思うも、とても分かり辛いルートだ。特に新しい板地橋が完成したので、古道の一部が階段に変更されている。

 

 

 海雲寺だ。義統大友義統 - Wikipediaが投降前に剃髪したとされるお寺であるから、少なくとも西暦1600年に遡る歴史がある。この寺の正門前に一気登山路べっぷ鶴見岳一気登山 - 別府市観光協会 (beppu-event.jp)が通っている。このお寺の前を北向きに細い路地を辿ると、最近造成された巨大な板地バイパスに出る。路地のような細い古道を辿ってきた目には宇宙が突然眼前に現れた感じを受ける。左に見えるのが鶴見岳だ。一気道路はあの頂上まで登る道路なのだ。だが一気道路はこのバイパス道路建設で消失したので、この写真の右端に細い階段で復元されている。

 

 

 階段を降りると、もとの一気道の古道がそのまま残っている。バイパス道路のすぐ脇に温泉泉源があって、パイプでこの釜に引かれてくる。これが板地温泉の泉源なのかもしれない。左手に大きく見える鉄筋コンクリート造りの建物群は西別府団地だ。

 

 

 下から見上げると上の写真となる。左手に一気道の石段。右の大きなコンクリート遮蔽壁は板地バイパス道路である。

 

 

 一揆登山道路の標識がある。ここは海抜200mD地点らしい。ここから鶴見岳頂上までさらに2時間55分だ。

 

 

 板地温泉の建物から下がってくると、地蔵様がある。

 

 

 だれが供えたのか知らないけれど、菊の花が美しい。

 

 

 やや下手に六地蔵 - Wikipediaが並んでいる。

 

 

 さあこれで、海雲寺からの古道巡りは終了です。この道をさらに下がっていくと、南立石公園に通じ、公園内の道を伝って、境川に出るのです。

 

 今日は元旦でしたが、散歩しているうちに、一気登山道の在処を発見することが出来ました。

 

 私はこのあと、新六角温泉の前を通り過ぎ、青山中学校の門前を境川に沿って、芝居の湯にたどりつき、芝居の湯で一風呂浴びて、ご機嫌よく5番バスで白菊前まで帰りました。

 

 こんなに安穏な生活を送れて私は幸福です。いままで感じなかった人生の幸福さをたっぷり実感しています。足るべきものは足り、足らぬものはなし、という満足感でいっぱいです。(これがひょっとすると天道か?)

 

 

 では皆さま、ご機嫌よう。