Trilingual Family

2023_03_06

 

 緑色のトラクターを運転しているのは、ノアだ。四歳。きょうはお爺ちゃんの家にきている。場所はドイツ。ノアの両親は、父親がドイツ人。母親が日本人、といってもベルギー人の血が混ざっているから、純潔日本人ではない。が、日本で育ったから完璧に日本人のメンタリティーだ。

 

 

 ノアの髪の毛は丸髷だ。変わっている。お母さんがこのように仕立てたものだ。こんな丸髷は世界にノア一人っきり。珍種だ。

 

 

 三歳の頃のノア。この時期彼は髷でなくて髪を左前で編んでいる。これも可愛い。

 

 

 兎に角、ノアの両親はノアが可愛くてたまらない。ノアのためならなんだってやっちゃう。

 

 

 最近ノアのお母さんはノアと一緒に祖父母の家を訪問することができなくなった。理由は簡単だ。彼女がドイツ女性のルールを破ったからだ。ドイツ女性のルールとは、一にも二にも掃除だ。ドイツの女性はかんたんな朝食を済ませたら、直ちに掃除にとりかかり、家じゅうをピカピカに磨きたてる。床の隅から隅まで。窓ガラスの隅から隅まで、ピカピカに磨き上げるのが、「女」なのだ。「女の仕事」なのだ。この掟を日本人でドイツの流儀を知らないずぼら主婦が、ノアの可愛さにかこつけて破ってしまった。

 

 彼女が、日本人にしてはとてもとてもの美人だろうが、素晴らしいスタイルだろうが、関係ない。ドイツ人は掃除をさぼった女性にきっちり御仕置をするのである。可哀そう。でもそれは日本人の判断基準であって、ドイツ人の基準ではないからしかたがない。

 

 住んでいる場所は多分デュッセルドルフ。

 

 

 

 このノア動画は、ノアが可愛くてそれこそ見飽きない。最後にこの場面が出てくる。

 

 

Trilingualだ。画面に英国旗、ドイツと日本の国旗が出てくる理由は、ノアの両親が出会った場所がロンドンで、したがって物語は英国から始まっているからだ。見れば見るほどこの家族は美男・美女だねえ。それにノアの可愛いいこと。

 

 

 それにお母さんの話には嘘とか誇張とか、はったりとか、不純な虚飾が一切混ざっていないから、私もこの番組をこの上なく好んでいる。この動画から裏切られることはなく、ストレートに日本的に信用することができるから安心だ。Squishyとは違うのだ。

 

画像:2020/03/06 臼杵の雛