大英博物館

2009/06/29

撮影: 2009/06/29

鷲の頭を持つ守護神

アッシリア、紀元前865-860年頃

ニムルド - Wikipediaニヌルタ - Wikipedia神殿

 

 

 これが紀元前860年にアッシリアの人たちが「存在する」と考えた「神」の姿だ。

 奇妙だ。

 

 頭が鷲になっている。

 にもかかわらず、髪は人間の髪の形だ。

 頭の上にモヒカン刈りに似た羽根毛

 背中に見えるのは(弓の)矢羽根か?

 首に大きな珠のネックレス

 胸帯に挿す短剣二本。

 右手にもつのは何か? 松ぼっくりか?

 腕には金属製の腕輪。

 左腕に腕時計に似た紋章付きの腕輪。

 左手に持つのは墨壺か?

 背中に大きな鷲の羽根

 短い裾のスカートを佩き、腰紐で締めている。

 その外側に長裾のスカート、これは前開き。

 スカートには太紐で模様を付け、下方を房紐で飾る。

 足に履くのは皮製のサンダル。

 

 

 まあ一言でいえば、亜熱帯の貴人の服装かな? 見れば見るほど奇怪な姿。だが、人目を惹く。

 

 

 場所は現在のイラク北部。現在は土漠だが、2900年前は緑地であったらしい。地球の砂漠化は3000年前から今に至るまで着実に進行中なのだ。

 

 

 ニムルド - Wikipediaから抜粋しよう。

 

カルフの繁栄と名声が絶頂にあったのは紀元前9世紀アッシュールナツィルパル2が都としていた時代であり、彼は初期の都市の廃墟の上に巨大な宮殿や神殿を建設した。この宮殿の遺跡は現存している数少ないアッシリアの宮殿遺跡であり、ほかにはセンナケリブが築いたニネヴェの宮殿遺跡しか見つかっていない。

 

 

画像:Museum of the World (britishmuseum.withgoogle.com) 中央にアッシュル・ナツィルパル2

 

 

 当時の国王アッシュル・ナツィルパル2世 - Wikipedia

 

「銀、金、鉛、銅と鉄、わたしの支配の下に置いた土地からわたしの手にした戦利品、私は多くのものを得てここに納める。」その他、征服を祝う祝宴などのことも刻まれている。しかし彼の行為は多くの場所で恐れられた。「わたしは捕虜を奪いその多くを火の中で燃やした。生かしておいた者のうちいくらかは手首を切り落とさせた。残りの者からは鼻、耳、指を切り落とさせた。兵士たちの多くから私は眼を取った。彼らの若者、娘、子供らを焼いて殺した。」別の都市の征服にあたっての祝宴について彼は碑文にこう書く。「反抗した貴人たちの皮膚をわたしは剥ぎ、彼らの皮膚を広げて積み上げた。」こうした恐怖を与える戦術や宣伝は、各地の征服にあたり有利に働いた。紀元前877年にはついに地中海まで進軍し、その後このように布告している。「わたしは武器を深海で清め、神々に羊を供えた。」

 

 

 

 このとても残虐な国王アッシュル・ナツィルパル2世の作った宮殿の門が大英博物館に残されている。

 

 

 

 宮殿の門は人間の頭をした有翼のライオンで飾られていた。

 

 

 

 博物館の説明は次の通り。

 

 

 とても残虐な国王アッシュル・ナツィルパル2世は、その残虐性においてロシアのプーチンに酷似している。だが、アッシュル・ナツィルパル2世は一旦戦闘より帰ると、「神」の存在を必要とした。その「神」が一番上に示した鷲の頭を持つ守護神である。では、プーチンは何を以て彼の「守護神」としているのであろうか? 原子爆弾か?