金城楼

2023/01/28

 

 27日に伏見の街をご機嫌よく見物し、28日は疲れを取るためにホテルでゆっくりと過ごし、28日に京都から金沢に移りました。生憎とこの日は大寒波が来ていて、湖西線は全線が運休となり、特急サンダーバードは米原経由に変更となり、大変な混雑ぶりとなりました。

 

 

 なにしろ別府から金沢までの在来線の旅行は大事です。ですから私は前日は京都に泊まり、翌日2時京都出発のサンダーバードに乗って移動したのですが、

 

 

 どうしてこういう大事の旅行をしたかというと、それこそいわく因縁があるのです。

 

 2年ほど前のことだったかなあ、京都の河野薫さんが電話をかけてきて、職場の同僚と金沢に行きたいから案内して、と依頼されたので、自分が別府に居ることを忘れてうっかり「いいよ」と安請け合いをしたのが事の発端です。

 

 

 金沢には父の後釜の良三という兄貴が居るのですが、彼の家は破産していて、年金暮らしだし、それに老人ボケだから、このスキームではうまくいかないと考えて、一度決めたことをお断りしたのです。こちらのほうから不義理をした形になっていたのです。

 

 

 ところが私も齢をとってきて、あの世にも近いころ合いになってきた。考えてみれば、薫さんのお父様には受験時代ひどくお世話になった経緯があって、三途の川を渡ると同時に問題が派生する。義理を果たしていないのにどういう言い訳をもって弘さんにお会いすることができよう、と考えたのです。(参照:2022_12_27 夢か現か?(1)

 

 そこで三途の川を渡る前に薫さんをご接待しておかなければならない、と傷ついた心で考えて、いい機会だから、薫さんを盛大にご接待をしておこう、となったのです。