金城楼1

2023/01/28

 この金沢一の豪華料亭である金城楼にどうして宿を取ったのか、という理由付けであるが、

 

 

 理由は二つ。

 

 

 一つは前にも説明したと思うが、三途の川の先で私が再会すべき従兄の弘(ひろむ)さんにたいし、私がなにもしなければ合わせる顔がないという、いささか後ろめたい強迫観念の塊を解消させる必要があったこと。二つ目に私たちがまだ小学生であった頃、私の父は金沢では大金持ちであって、金城楼には時々きては接待を愉しんでいた経緯があって、私たちはいまだに、金城楼のお菓子だとか、御猪口だとか、袴になぞらえたひざ掛けの記憶を鮮明に思い起こすことがあって、私の妹にも同じ思いを伝えたくて、いわば望郷の念が転じた期待というか。

 

 

 でも本当に素敵な宿屋ですね。これは居間の奥に設けられた小さな書斎ですけれど、なんとも風雅に造ってある。感心しました。

 

 

 実際にPCを持ち込んでテストしたところ、インターネットの無線ランは二つあって、一つは弱すぎて使えない。もう一つも電波が弱くて、スピードが遅すぎるという欠点がありました。新旧は両立しないものなのかな。

 

 

 寝室がこれ。

 

 

 続く洗面所がこれで、

 

 

 檜造のお風呂は立派。便所も居間もまるでお殿様の居室のような豪華な雰囲気でした。よくこんな豪華な造作にしたものですね。こんな豪華な部屋に泊まると、若い仲居さんが専属で付けられて、あれやこれややってくださるのです。慣れていないので、私の頭はパンクしそうでした。