2020/03/20-22
今度の旅行は天気は良かったが、コロナ・パンデミックの影響で大荒れだった。
日経平均は¥30,000から一挙に¥10,000下がり、米国株式市場でダウ工業株30種平均は3万$だったものが、2万$になり、原油先物が60ドルから20ドルに値下がりした。旅行中もガソリンスタンドのガソリン価格が130円に下がっていた。
欧州で突然にイタリア・スペインをはじめとする各国が国境閉鎖し、空路も閉ざされるという非常事態になった。私たち日本人がこの新型コロナ・ヴィールスの怖さを実感できていないうちに欧州で爆発的感染が始まっていたのだ。
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娘夫婦の到着が3月20日の朝8:40という早朝だったので、私は前日の19日に新幹線で新岩国に来て、錦帯橋の目の前の岩国国際観光ホテルに宿泊した。ひどく豪勢なホテルなのに、素泊まりなら岩国駅前のビジネスホテル並みの安い宿賃であった。屋上の露天風呂からの錦帯橋を見下ろす眺めは絶景で、感心した。このホテルはお勧めです。ただし、錦帯橋がもっとも美しくなる桜の花見の時期は、宿泊代が跳ね上がるというのですが、そりゃそうでしょう。
こんなときに物見遊山もあったものではないのだが、半年前から案配していた計画だし、日本ではコロナ・ウイルスの危機感が大きく醸成されていなかったので、予定通り実行してしまった。
とはいえ、東京からやってきた娘家族の神経質な挙動に田舎者の私は腰をぬかした。彼らはマスクで鼻と口を覆い、胸からぶら下げた小瓶のアルコールを使って、危険物(たとえば手摺)と接触した都度手のひらの消毒をするのである。
私の住んでいる別府では、人の少ない所為か、マスクをしている人も半分くらいで、実のところ、私は出遅れて、マスクもアルコール消毒薬もまったく入手できないままであった。
娘夫婦一行は予定通り、岩国空港に到着した。岩国空港は米国海軍の基地でありますから、空港上空からの写真撮影は禁止されたという。
今回もまたお婿様がレンタカーを借りて運転してくださることになった。有難いことだ。
錦帯橋の駐車場は錦川の河原にあるのです。飛行機から解放されて、まず、背伸びをする一同。
画像:錦川がお気に入りの孫。
マスクをしていたのは錦帯橋までで、その後は「人気の少ない」岩国の雰囲気にも慣れて、マスクは取り外しました。
ミシュラン・ガイド広島・愛媛特別版2018年版で調べたら、廿日市で*付きの料理屋が山の中の「御料理山茶花」一軒きりというので、昼食にでかけた。ナビに頼って行ったら小瀬川貯水池沿いの道路を通ることになり、倒木で道をふさがれたり、狭い山道をブルドーザーに道を塞がれたり大変だったが、15分遅れで到着した。この山茶花は素晴らしい料理屋だが、宮島口から登っていくほうがよい。写真は小振りながら鮑。すばらしく美味しかった。
画像:GoogleMap, 2020
ナビの指示するのは、大竹市で2号線を離れ、赤線のルートを通れというのだが、貯水池を越したあたりから道幅が極端に狭い山道となり、僅か4kmの距離を30分ほどもかかってしまった。これはやはり一旦宮島口へ出て、そこから30号線を通るのが正解のようです。
食後、私たちは改めて宮島口に出て、フェリーで宮島に渡りました。
私たちはすでに何回か来ているので驚きませんが、小学生の孫にとっては、白い砂浜と神社、参道を歩く鹿に大感動で走り回っていました。