2022/09/26
本日の予定は次です。
今朝の朝ご飯です。可もなく不可もなし。
昨晩泊まったホテルリッチ&ガーデン酒田です。なんとなくガランとした感じのホテルです。山居倉庫より近いのに、観光地らしい華やかさがありません。右に昨晩おつまみや飲み物を買ったスーパーが見えます。
ホテルから北方に鳥海山が見えます。鳥海山は本庄のほうから眺めると、途中に段落がなくてもっと美しいのだそうです。我々が今日登るのは、あの段落よりもう少し上なのだそうです。
本日の行程図です。まず丸池様を見て、次に鳥海山五合目に登ります。
はじめの訪問地は丸池様なのですが、場所はなんと田んぼの中を歩いて、鮭卵孵化場の脇を巡り、森の中に入ったすぐそこです。なんとあっけないこと。
小さな橋をわたり、森のなかに入っていきます。
木立のなかに丸池様が見えます。瑠璃色というのか、水面がエメラルド色に輝いています。
直径20メートル、水深3.5メートル、湧き水だけで満たされた池です。
(引用:丸池様|観光スポット|やまがた庄内観光サイト )
近くに鮭の孵化事業所が二か所あるのですが、二か所とも閉まっていました。鮭の遡上にはまだ少し早かったようです。牛渡川で孵化した鮭は、放流4年後に牛渡川へ帰ってくるのだそうです。鳥海山の水の恵み、有難いですね。
動画 https://youtu.be/lMD-my0NVD0 牛渡川の水の流れ
さて私たちはバスに戻り、いよいよ鳥海山の登山です。でも身体はちっとも動かさず、バスに乗るだけで道楽登山でした。五合目まで登ったところが鉾立展望台でした。
ななかまどが実をつけていました。紅葉はもう少し先です。
画像:バスガイドとお客が展望台から見下ろしています。でも今日は深い霧に包まれて、「奈曽川が深い樹林の下を流れるV字型の奈曽渓谷を眼下に見る」ことができませんでした。もちろん眼下の日本海も、鳥海山の山頂も見えませんでした。残念至極。
鳥海山の五合目付近に奈曽川が大きな渓谷を作っていて、鉾立小屋のある地点から見下ろすと、壮大な渓谷美が楽しめるはずだったのです。残念。
深い霧に退いてくれというわけにもいかず、私たちはそそくさとバスに戻り、元滝伏流水へと向かいました。
約20~6万年まえに鳥海山が噴火した時、粘土の上を溶岩流が流れ、固化して、その先端部分の溶岩の間から地下水が噴き出しているのです。動画でその全景をお見せしましょう。
つまり、これは鳥海山の伏流水なのです。
動画は
https://youtu.be/rqPEY2j8Nio 元滝伏流水1
https://youtu.be/-j_zY2EnIDA 元滝伏流水2
これを見終わって私たちは森の中を抜けて、バスの駐車場へ戻りました。
なんという花か知りません。岩の上に生える苔に咲く花です。
バスに乗って道の駅象潟へ向かう途中の踏切で、特急列車に出会いました。象潟駅11:27着のいなほ8号です。一日に二本しか走らない特急列車に偶然に出会えたのです。嬉しいねえ。