冬の湯布院

 

2020/02/19

 

 

 昨日は今年一番の寒い日だった。気温は朝零下2℃だった。鶴見岳は麓まで白く雪化粧した。

 

 こういう日だったら、中国人と韓国人の観光客も減っているだろうと、甘い期待を抱いてホテル白菊前停留所から亀の井バスの湯布院行に乗った。朝8:27

 

 湯布院温泉については、2009/11/17付けの温泉探訪記で報告済ですから、今更再度報告もないのですが、別府市内の健康目的の散歩にも飽きてしまったので、本日は真冬の湯布院はどうかと思って、足を伸ばしたのです。

 

 

 で、どうだったかというと、鶴見岳はやまなみハイウエイのところまでは雪が積もっていて、滑りやすい山道を喘ぎ喘ぎバスは走ったのですが、ロープウエイ駅で力尽き、車輪にチェーンを取り付けました。が、バスのチェーンは鎖ですから、車輪としっくりさせるために運転手さんに応援の人が一人付き添ったのですが、うまくいかない。かれこれ20分ほどもかかりましたよ。

 

 

 もちろん湯布院も雪に覆われて真っ白です。

 

 私は岳本という停留所でバスを降りて、金鱗湖までぶらぶら歩きました。

 

 下ん湯はいつもの通りですが、観光客はここに入る人がいないと見えて、がらがら。

 

 朝早い所為か、表側の湖に面したほうのコンクリ製の湯舟はまだ湯が溜まり切っておらず、私は手前の木製の湯舟に浸かりました。今の私は昔の温泉好きの気性が薄れてしまって、温泉に浸かることへの執着心があっけないほど薄れています。

 

 

金鱗湖に泳ぐ鯉二匹。金鱗湖には温泉が流れ込んでいるので、沢山の魚が泳いでいる。

 

 

 だからというわけではないのだけれども、湖岸の岩に池の魚をたらふく食べた川鵜が一羽、食事休みで毛繕いをして休憩している。この川鵜はまったく人に慣れている。

 

 

 池の対岸に天祖神社というのがあって、少女たちが水中の鳥居の写真を撮っている。

 

 

 天祖神社に行ってみると、そこにも魚がうじゃうじゃ泳いでいる。これじゃ鵜が一羽いてもいなくても魚の絶対数は減りませんね。

 

 

 金鱗湖に接した亀の井別荘に行ってみる。

 

 

 亀の井ガーデンには入らず、お隣の湯の岳庵というレストランに入ってみた。ちょうど11時で昼食の時間だった。このレストランは折り目正しく、客扱に手が込んでいる。

 

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 お肉料理(ステーキ定食)はとてもとても美味だった。お勘定は\3500程度だったが、素晴らしく美味しかった。勘定時にお聞きしたのだが、ミシュランの*一つは「あれは旅館亀の井別荘に付けられた評価マークであって、湯の岳庵ではございません」と控えめな答えが返ってきたが、この別荘に泊まっているお客は、昼食はここにくるのだろうから、実質同じクラスだろうと、思う。実際私の回りで食事されていた方々は、私とは品格が違う感じがしました。

 

 

 出口付近の佇まい。

 

 

 いやどこをとっても「完璧な」旅館で全く感心させられました。

 

 

 

 帰りはJR湯布院近くのバスターミナルから、亀の井バスを利用して、ホテル白菊前まで帰りました。久しぶりに佇まいの美しい観光地を訪ねた、という感じがしました。

 

 

 

 では皆さま、御機嫌よう。

 

 

 

 

 

PS

 

 最近、YouTubeで菊池亮太を聞いている。けれんみがなくて楽しいし、超絶技巧に感心させられる。

 

リストメドレーをガチで弾いたら

 

駅にあるピアノでSpainを弾いていたら菊池亮太さんが通りかかり!?!