2021/11/09
阪急交通社というのを調べていて、京都旅行をすることに決定した。といっても、申込はしたのだが、「その日にホテルに空きがあれば」の条件付きなのである。決定は4-5日後になるということだ。
時は11月25日。晩秋で紅葉の真っ最中。京都は町全体が美しい紅葉に包まれているはずだ。
なにが私の気をそそったかというと、この旅はめちゃくちゃ安いのである。総額\24,800。こんな安いのは見たことがない。大分というのは日本でも国の端っこに位置する。だから旅行費用も高い。
別府・京都間の新幹線費用は片道¥18,000もする。往復すれば、\36,000だ。
大分・神戸間のフェリー料金は一番安いので、片道\14,000だ。往復すれば\28,000。
計算例
新幹線利用の場合のコスト フェリー利用の場合のコスト
新幹線 \36,000 フェリー \28,000
ホテル代 \10,000 ホテル代 \10,000
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総額 \46,000 \38,000
阪急交通社マジック ⇓
提供された実額 \23,700
阪神交通社により提供されている旅費費用総額\23,700(フェリー利用)は、別府-神戸の交通費よりも安い。阪神交通社はなぜ、このような破天荒な価格を提供できるのか。
いやいや阪神交通社が損する企画で人を釣るわけがない。きっとホテルが取れませんでした、と言って断ってくる作戦だろう。申し込みをする人は「俺は京都にいくぞ。京都でなにをする」、と腹を決めているから、ホテルがとれなければ、次のより高いプランを選択するはずだ。これが阪神交通社の狙いだろう。
私の場合は話が違う。京都は大学時代の思い出というか、経験があって、隅から隅まで知っている。銭この勘定が合わなければ、やめてしまうまでだ。
ところで、ホテルはホテル京阪京都八条口だ。大きな大浴場がついている。場所は京都駅の八条口の南で地下鉄一駅分だけ離れている。が苦しくはない。なにしろ「ただ」なのだから。
まあ、そのうちになにか連絡があるさ。ほっとこう。
PS.
ところで京都へ行ってなにをするかなのだが、
まず、京都国立博物館
懐かしいねえ。私は大学時代この博物館に入り浸っていたのだ。私が大学に入学した年、すなわち昭和35年には、この博物館にはほとんど人が来なかった。だから、博物館は友の会を作って、人を呼び寄せていた。友の会に入会すれば、年に二回ほど講演会があり、年に一回夏の美術探求旅行があった。その旅行には偉い先生が同行されて、直に説明してくださるのであった。私が参加した夏の高野山旅行には、なんとあの有名な松本清張さんが、家族を同伴されて来てくださり、私たちは「松本清張の講演」を聞く光栄に浴した。
学生時代、私は暇があれば、この博物館に来ていた。私は仏教と仏像の基本をこの博物館で学んだ。だから懐かしい。
東京国立博物館と違って、京都国立博物館は当時の面影を残している。あそこの前庭には古い石像がなにか置き去りにされたような具合で立っていて、その石像の一つ一つがわたしには忘れられない。
付け足しだが、三千院のお庭の秋景色。
画像:2006/11/26撮影。大原三千院だと思う。
私は実際、このコースを申し込んでみた。阪急交通社は、11月10日、ホテルを京都市の「ホテル京阪 京都八条口」として受けてきた。11月25日といえば、秋の紅葉の最盛期なのですよ。京都のホテルはどこも満杯のはずなのに。不思議ですね。
私の11月25日京都行は決定した。すると、誰かが損をする勘定になる。
一体、どうなってるんだ?
では皆さま、御機嫌よう。