2021/11/19
別府に「やまなみ・ハイウエイ」とよばれる道路が存在する。この道路はGoogleMap上では11号線と記載されている県道で、Wikipediaでは大分県道・熊本県道11号別府一の宮線という長たらしい名称が付けられている。
総延長89.3kmの県道ですが、この道はどこをとっても美しい。
運転免許を返上してしまった私だが、返上していなければ、素晴らしいドライブが数々楽しめたはずだと思うと、残念だ。
さて、今日の散歩道は、やまなみハイウエイの大分県側の出発点の近くで、ごく限られた地域だ。例によってGoogleMapで所在を示すと、
画像:GoogleMap,2021 一部修正。
まず5号バスAPU行に乗り、鉄輪停留所の一つ手前「朝日停留所」で降車する。降りた場所が坂道の始点になっているから、ここから直ちに(西方向に)登り始める。坂道といっても緩やかな、だれでも登れる老人向きの坂道であるから、特別の心配はいらない。この道は国道500号線をバイパスする形で、ほぼ真っすぐな道だが、区画整理されていない古道である。500号線との間の土地は農林水産研究指導センターの試験農場になっている。
この道を真っすぐ坂上へ登っていくと、500号線に出る。GoodDayセンターの大きな建物だ。広々とした解放感があって、楽しい。中央に見えるのは鶴見岳、その右は扇山。画面右側、500号線の向こうはJAリハビリセンターの広大な敷地だ。朝ここにくると、目の覚める思いをする。ここから500号線に沿って歩道を歩き始める。
鉄輪地獄地帯公園の向こうには明礬温泉の山々が見える。
右手の山のてっぺんにはANA・インターコンチネンタルホテルを仰ぎ見ることができる。この建物も美しい。中央のガラス張りがロビー部分で、その右側が共用施設部分で、四階の眺めの良い食堂もここにある。(参照:別 府 - dousan-kawahara ページ! (jimdofree.com))
もう少し進むと、坊主地獄が見えてくる。このあたりの景色も背後に扇山を控えて、堂々として美しい。西暦1498年、室町時代後期の明応7年の日向灘地震の際、この坊主地獄と書かれた場所で大爆発(水蒸気爆発)があって、延内寺という名のお寺が一つ吹き飛んだ。今でも泥地獄がブクブク云っている。天然記念物だ。(参考:火売町(ほのめちょう)3 - dousan-kawahara ページ! (jimdofree.com))
ここが坊主地獄の入り口。素晴らしい景観でしょう!
そのすぐ向こうが三叉路になっており、国道500号線は右に折れて、山を登っていく。山を登っていけば、明礬温泉(参考:明礬温泉(2) - dousan-kawahara ページ! (jimdofree.com))だし、右上に見える白煙が照湯(参考:照湯1 - dousan-kawahara ページ! (jimdofree.com))だ。温泉好きな私には堪らない光景です。
この交差点を曲がらずに真っすぐ進むと、やまなみハイウエイを進むことになります。まず左手に温泉宿「おやど湯の丘」が巨大な温泉タンクとともに現れる。
この辺り一帯が温泉噴出地帯なのだ。これも温泉好きの人間にとって嬉しいことだ。「湯の丘」の対面にあるのが、「和の宿 夢月(むつき)」だ。この旅館も扇山を背景として堂々として美しい宿屋だ。最近は昔からの温泉地帯鉄輪は建物が古く、チンケになってしまったので、美しい宿はこの地帯に引っ越ししているのだ。鉄輪はそういう意味で寂れたね。
もう少し進むと、バイナリー式地熱発電所があるし、このあたりから振り返って見る明礬地区の眺めも素敵だ。
海の眺めも最高だ。
こういうわけで、眺めは別府一番です。
私はスーパーTRIALでちょっとした買い物をして、ゴルフ場入り口停留所から3番のバスに乗って帰ってきました。
全行程が最高に素晴らしい眺めですから、皆さまにお勧めできます。
では皆さま御機嫌よう。