2021/08/11
写真:散歩道からの眺め。右に見える高山は木曽御嶽山。
とても珍しいことだが、先日娘家族が蓼科にやってきて、二晩泊まっていった。
私は独り身なので、調理の方法も知らぬ。来るなら自分たちで食事を作って私に食事を作らせるな、と命じておいたから、そのとおり、娘家族は下の街のスーパーで食事を買ってきて、自炊というか、買い食いというか、それはそれなりにやってくれた。下界はたまたま猛暑であって、彼らは蓼科の涼しさを満喫して帰ったようだ。
昔、娘が小学生だった頃に使ったサウナがこの屋敷にはまだ温存されていて、誰も使わないから、新品同様だったのだが、まだ健在だったので、娘が見つけて「まだ入れる?」と聞く。「まだ使えるはずだよ」と答えたら、夕方、サウナに通電し、1時間ばかり暖めたあとで、三人そろってサウナに入って楽しんでいった。お気に召したのか、二日連続で汗まみれになって楽しんでいった。
ちなみにこのサウナは、温泉が隣接しているものだから、サウナ→温泉→冷水浴→サウナと循環浴が楽しめる構造になっている。私自分はもう使わないサウナなのだが、小学校六年生の孫にとってはとっても珍しく、両親と一緒にサウナ浴をするのが楽しくで、湯気でホクホクになるまで楽しんでいきました。
サウナ内部の写真は次。
サウナの内部を見せたら、全部見せたようなものだから、ついでに居間と食卓をお見せしておきましょうか。
居間
大きなテレビがあります。ちょうど2020 Tokyo Olympicが開催されていましたので、柔道の沢山の金メダル獲得をまるで自分のことのように楽しみました。
部屋の隅にある観世音菩薩は阿弥陀如来ご来迎の際の観世音菩薩です。いまから15年ほど前に中国の福建省の彫刻士に彫らせ、南京の南京金陵金箔(ここが中国唯一の金箔メーカー)に命じて金箔を貼らせたのです。(詳しくは金箔と仏像 目次 (lcv.ne.jp)をご参照ください)
その右の芙蓉図は私の妻が描いた日本画です。
左手の引き戸の向こうにもう一部屋、堀炬燵の部屋(読書室)があります。今は使わないので締め切ってあります。
居間に隣接して食堂があります。テーブル、椅子、クッションは南ドイツのオーバーシュタウフェン(Oberstaufen)で造らせたもので、材料はWeiß Tanne(ヨーロッパ・モミ)という木材です。この山の家が完成したときに、日通ミュンヘンにお願いして日本まで運んでもらいました。
娘家族の滞在最終日の昼食は、茅野の街のDis Moa(ディモア)というレストランでステーキを食べました。昔よく行っていたレストランなのです。息子さんがパリで料理屋をやっていて、ミシュランで一つ星の格付けを取得したそうです。私が酒を飲まなくなったときから嗜好が変わって、今ではあまり足を運んでいません。
では皆さま、御機嫌よう。