宮崎旅行2 青島・堀切峠

2019/01/27

 

 

 宮崎は昔は新婚旅行のメッカだったらしいのですが、今訪れても素晴らしい観光地ですね。

 

画像:街路樹のヤシの木は宮崎のシンボル

 

青島近く、ワシントンヤシの街路樹がトロピカル・ムード景観を構成しています。(説明

 

 

 朝823分、山形屋前バス停から宮崎観光バスが定時発車しました。大型の観光バスにお客がたった5人でした。なのにこんな可愛いお嬢さんがガイドとして付き添ってくれるのです。

 

 

 昨日から色々調べていたら、やっと分かりました。2月からプロ野球球団が三つもこの宮崎市に入り、トレーニングをするらしいのです。私は野球に興味はありませんから詳しいことはわからないのですが、読売ジャイアンツとソフトバンク、オリックスが宮崎市で春季キャンプを行い、他に日南市で広島、西武が、西都市でヤクルトがキャンプを持つようで、少なくともこの間、ホテルが満杯になるようなのです。

 

 

 調べると2月はジャイアンツが1軍宿舎は「ANAホリデイ・インリゾート宮崎」、二軍が「青島グランドホテル」ですから、2月の「ANAホリデイ・インリゾート宮崎」は満杯で予約は不可能でしょうね。

 

画像:青島から眺めたホリデイ・インリゾート宮崎。二月、三月は巨人軍のキャンプが入るので、我々は宿泊できない。

 

 画像:青島の文化財と題する立て看板から借用しました。青島の周囲は「鬼の洗濯岩」。

 

 

 

青島亜熱帯植物園

 

 

ビロウ樹が植栽されている。

 

花壇に重ね植えされている薄紫色の花はキンギョソウか?

 

下地に植えられている花は、

 

 

 巨大な温室まであって、入場料が無料!!!

 

 写真:青島亜熱帯植物園大温室 宮島交通の施設なのです。

 

 

 入口の看板には次のように書いてある。

 

大温室

 

平成28年3月に新大温室としてリニューアルオープンしました。温室内にはブーゲンビリアをメインとした5099186種の熱帯・亜熱帯植物が植栽され、一年を通して花をご覧になることができます。

 

また、熱帯・亜熱帯植物を新しい視点から楽しむため、外周には回廊が設けてあります。南西角にはシンガポール植物園との姉妹植物園50周年を記念して、マーライオンの像が設置されています。

 

 

 

 鑑賞できる花々は、

 

画像:カエンボク 

 

 画像:ピンクのハイピスカス。赤色はポインセチア

 

 

堀切峠

 

 植物園が終わってから堀切峠にきました。

 

 素人が撮ってもこんな写真が撮れるのですから驚きです。これはやはり稀有の観光地ですね。

 

 画像:堀切峠

 

画像:堀切峠の見晴らし台。

 

 

 皆さまは、遮るもののない広大な海の景色を単なる「海の向こうはアメリカだ」と感慨にふけられるでしょうが、私はこの場所に来たときに、「此処だ」と得心しました。

 

画像:GoogleMap,2019 一部改変。

 

 

 こここそわたしの探し求めていた場所だったのです。

 

1945321日朝8時過ぎ、762空攻撃第406飛行隊15名は、まさにこの場所の真上を飛んで四国沖に展開していた米軍航空母艦群を急襲したのです。私の兄はその飛行隊長として、昼過ぎ

 


 

と打電しました。(参照

 

 

 

 私が探していた清二兄の死に場所はここだったのです。わたしは堀切峠まで来てはじめて「心のつかえ」がとれました。「潔い男だ」という認識が生まれました。彼はこの果てしない水平線に向かって飛んだのです。そして敵艦隊を見つけ、急降下爆撃を行ったのです。調べてみたらこの出撃が出水からの特攻隊の第二陣であったこともわかりました。初陣が19日で、第二陣が21日だったのです。「私は国の為立派に働いて來ます」という言葉通り、意を尽くした清二という兄は「いい男だ」と得心できました。よかった。日南海岸まで来てよかった。心のつかえがとれました。

 

 

 まるで生まれ変わったような気持ちがして、私は売店で、観光バスでもらった割引券を使い、マンゴーソフトクリームを¥350で買って食べました。こんな泣きそうな感傷は他の誰にも分らなかったでしょう。

 

 どうしても言葉に出せというならば、「無への希求」かな。そうすると必然的に生じる「逆転する価値」の存在かな。