2019/03/17
朝食を済ませ、ホテルの庭に出て、鯉に朝食を差し上げる。
鴛鴦(おしどり)もおねだりしたので、鴛鴦にも朝食を差し上げて、西郷隆盛が会談に使ったという東屋(四阿)のなかで慶応3年の昔を偲ぶ。
画像:
西郷隆盛に習い、大らかな気分になったので勇躍萩市へと出かける。車で1時間ちょっとでした。
写真:松下村塾
吉田松陰が米国へ密航しようとし、お咎めをうけ、蟄居させられた場所がここで、門弟の教育をしたうえで亡くなった(死刑)のはちょっと頂けないけれど、明治維新を行う原動力が吉田松陰のどこかにあったのですね。それにあやかりましょう。
このあと、伊藤博文の生家(藁葺屋根が雨漏りするというので屋根がビニールシートで覆われていました)も見て、昼食の料亭「あじろ」に向かいました。
この料亭は萩市の観光案内所のお嬢さんから「ここ」といって、強くご推薦をいただいたので来たのですが、先付の蛤の煮つけをいただいたら、あまりのおいしさに腰がぬけました。先制のパンチを食らったようなものです。写真は撮り忘れました。
鯛なのですが、表面をちょっと炙ってあるだけで、生焼き。これが美味しい。
これはフグの白子の卵とじですが、これこそ旨さの絶品です。
さすがに、海に面した都市の料理屋は違いますね、手練れというのでしょうか。
このお店はおすすめです。
ちょっと高いですけどね。
私たちは8千円のコースをお願いしたのだけれども、この味なら1万円のコースを選んだほうが良かったかも。
画像:菊屋家住宅パンフレットから
ひな祭りの内裏も江戸時代の特徴がよくでていて素晴らしい。
庭に置かれた大きな石は、貴人のための駕籠降ろしの場所。庭の造りも素敵。
あれもこれも素晴らしくて、満足して帰途に就きました。運転手を務めていただいたお婿様には繰り返し深謝、深謝。
このあと私は新山口駅で降ろして頂き、娘一家は山口・宇部空港経由で帰京しました。
せっかくここまで来たのだから、私はいままで訪ねたことのない岩国の錦帯橋を見物するために、汽車で岩国に向かいました。