この旅行はもともと「COVID-19から逃げよう案」COVID-19から逃げよう案 - dousan-kawahara ページ! (jimdofree.com)で記したように、感染症で窮屈になった私の行動から、一時的に係累を断ち切って、自由に動きたいという欲望を満たすため、阪神交通社プランに乗っかって、計画を立ててみたものであるが、阪神交通社が「受諾」と回答してきたものだから、それじゃ一度久しぶりに京都へ行こう、となったものである。瓢箪から駒というか、一時的な遊び心から導かれた、浮き(憂き)心からの邪心というか、もちろん世の中とは通常そういうものであるのだが、気まぐれから発心した旅であった。
しかし、気まぐれから発した「旅」であるが、いったん腹を決めたあとは、自分でも面白がって、新しい将来の機軸はなにかを探す旅にしようと考えたのだ。
だから、普通の人が考えない、自分にとって新しい旅にしようと考えた。
まず初めにとにかく私が行ったことがない所を訪ねようと考えた。そして次の計画とした。
1. 梅小路の鉄道博物館
2. 東寺
4. (これも例外的に)三千院
5. 神戸の街、具体的に三ノ宮
· 木造阿弥陀如来及両脇侍坐像 - 往生極楽院の本尊。脇侍の勢至菩薩像像内の銘文から平安時代末期の久安4年(1148年)の作とわかる。阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の三尊が西方極楽浄土から故人を迎えに来る(来迎)形式の像で、両脇侍が跪座する点が特色である。2002年(平成14年)に国宝に指定されている[34][35]。
阪急交通社は私に対し、1. 別府―大阪南港 2. 大分―神戸 二つの選択肢を与えてくれたのだが、大阪案は南港に到着してから京都までの経路が複雑すぎて、老人には難しすぎるので、迷わず、大分案にした。これなら神戸上陸後の道筋がつけやすいからである。
(実際、2案では船のタラップを降りたところにバスが来てくれていて、簡単に住吉駅で京都行の電車に接続できた。万歳。)
杖をついた老人がたった一人で旅行をするなんて、非常識と思われるだろうが、これこそ、私の狙いであった。でも、身体がもつだろうかが第一の疑問であった。
そう考えて西大分(JR西大分)から歩いてサンフラワー号埠頭に5時半に到着し、チケットをもらったら、最低のクラス、ツーリスト・クラスであった。この上のクラスである個室クラスは¥6000高くなるそうで、それはやめた。私は老人で社会的なクラスはもともとゼロなのだから、トラック・ドライバーと同等のクラスでよい、と腹を決めた。
写真:ツーリスト・クラス内部。乗客はマットを引き出して平らに敷き、二枚のシーツをその上に広げ、二枚のシーツの間に身体を挟み、上からキルティングを載せる。コロナ感染を防ぐためか、間隔は開けてあった。神戸までの旅では神経が冴えて5時間くらいしか眠れなかったが、帰りの大分行の便では疲れ切っていたからだろう、全航程熟睡した。朝5時過ぎ朝風呂に入って気持ちよかった。我々はツーリスト・クラスで充分なのだ。ノー・プロブレム。