倉敷・岡山(2)

2022/10/30-31

 翌1031()は月曜日で倉敷の美術館や工芸館はすべてお休みですから、倉敷市はさっさと引き上げて、朝8時頃の電車に乗って、岡山へ引き返しました。

 

 

 後楽園があるからです。

 

画像:後楽園パンフレットから

 

 全体像は次です。

 

 

 後楽園から水堀を挟んで建つのが岡山城なのですが、目下修理中で、完成は113日ということで見学はできませんでした。私は老人なので、あまり欲張るとすぐ疲れが表にでますので、ほどほどの見学で結構なのです。

 

 

 けれども、後楽園は素晴らしい公園でした。この公園は周りが森で包まれており、汚いビルが見えないことも特筆に値します。

 

 

 入り口を少し入って、入り口を振り返ってみたところ。広々として風格があります。

 

 

 時期なのでしょう、菊花展が開かれていました。後楽園には丹頂鶴が飼われていて名物になっているので、丹頂鶴が菊花にあしらわれているのでしょう。見る人が見れば分かるように菊棚を作ってあるのです。

 

 

 池畔で一枚写真を撮ってもらいました。

 

 

 池の全体図です。右手に見えるのが後ほど訪ねる藩侯の御屋敷です。

 

 

 後楽園は実にみごとに作られていて、ただ広いというだけではなくて、気品があります。

 

 

 茶畑です。説明は次。

 

 

 池田侯は公園のなかに広大な畑を美しく作り、気品のあるお庭に仕立て上げられています。実に素敵。

 

 

 唯心山より沢の池の中之島を望む。手前の流れは園内を隈なく流れる曲水でしょう。伏流水を汲み上げて使っているので、とても清澄です。これが後楽園の持つ気品なのかもしれません。素晴らしく美しい。唯心山の説明は次。

 

 

 唯心山を下ると、流店が佇んでいます。じっくりと考え事をしたくなる哲学的な空間です。こんな趣向は見たことがありません。驚きです。

 

 

 南門の脇の茶店で、お茶を頂き、一服しました。

 

 

 花葉の池です。

 

 

 大立石です。

 

 

 すごく迫力がある石です。まずこの大きさに魂消ます。よくこんな大きな岩を庭園のなかに持ち込んだものですね。ご立派。

 

 

 能舞台のお隣で、曲水に接しているのが、延養亭。藩主の居間だったところ。

 

 

 これで曲りなりに一巡しました。出口でもう一度菊花展を鑑賞しました。この後楽園は非常に気品が高い公園です。感心しました。水戸の 偕楽園 よりも金沢の兼六園よりも気品がある、と感じました。

 

 

 私はこの後、駅前の高島屋で早めの昼食を摂り、汽車に乗り、4時頃に別府駅に到着しました。これから半年別府住まいです。

 

 では皆さま、御機嫌よう。