湯布院 亀の井別荘

2021/03/27

 夕方5時に宿に到着し、ロビーで記帳を済ませ、離れの茅葺きの一軒家に案内されました。

 

 

 100番館の前で、コバノミツバツツジ(と推定したが)満開で私たちを迎えてくれている。葉がほとんどなく、春先の典雅な趣を作り出してくれている。

 

 

 100番館の入り口付近。手前の庭の地続き塀越しに大浴場がある。近くて便利だ。

 

 大浴場の星の湯です。明るくて広々としていて、いままで経験したことのない解放感にあふれています。この湯は特にお勧めです。浴場内部の写真については由布院温泉 亀の井別荘(大分) - 温泉手帖♨︎ (hateblo.jp)を参照乞う。

 

 

 大浴場の入り口です。

 

 もちろん部屋にも半露天風呂があります。私たちが感心するのは、土塀に囲まれたしっとりしたお庭です。

 

 

 瓦に生える苔の趣、名前は知らねど細かな白い花の佇まい。文句のつけようがありません。

 

 

 一番初めに反応したのが、孫のKで、部屋に入るなり露天風呂に飛び込み、宿の浴衣を着てくつろいでいる。お母さんも誰もこの俊敏さについていけず、部屋の中で手を振っている。この写真を撮っているのはお父さん。

 

 

 しっとりとした佇まいのお庭。この右が目隠しで仕切られた露天風呂。

 

 

 要所要所に設えてある手水鉢。雨に濡れるとなおさら趣が増す。

 

 

 食事時になりました。部屋食です。私たちのお部屋には若女将が素晴らしい和服姿で接待に出てくださいました。

 

 

 はっきりしない映像で申し訳ないが、窓ガラスに映る立ち姿の女性が若女将です。東京から輿入れされた、うちの孫と同年齢のお子様をもつお嫁様で、美人。いろいろ配慮していただき深謝深謝!

 

 

 お料理は次(全部ではありません)。

 

 

 まだあった。次の日の朝、朝食です。

 

 

 朝食を終えて、買い物も終わって、最後の入浴も終えて、心身ともにさっぱりして、さあ、これでお別れです。

 

 

 若女将に撮っていただいたこの写真を最後にして、私たちは車に乗り込みました。

 

 この旅館は、歴史といい、庭園といい、食事といい、あらゆる面から端倪すべからざるお宿です。後ろ髪を引かれる思いでした。