桜見物 日出城と別府境川

2022/03/30

 朝8:00の汽車に乗り、8:13暘谷に着いた。暘谷は「ようこく」と読む。「東方の隅で山麓(さんろく)を生活の場としている人々の地方には、温泉が噴出する日の出の谷がある」暘谷の嵎夷(NO.2)日出ずる大峡谷 | テラさんの万華鏡 (ameblo.jp)という意味らしいが、なんとも難しい名前の駅だ。江戸時代後期の儒学者帆足萬里が住んでいたところだから、彼となんらかのつながりがあるのかもしれない。

 

画像:帆足萬里(ほあしばんり)帆足万里 - Wikipedia

注:安岐という地名は、現在の国東半島にあった土地の名前。

 

 今日は330日だから、学校は期末休みのはずなのだが、小学生と中学生が列を作ってぞろぞろと学校へむかう。

 

 

 この日は330日で期末。だから、学校での授業はないのだが、教員の期末交代にともない新旧教員の挨拶式があるのだ。後ろに見えるのは隅櫓。

 

 

日出藩については日出藩 - Wikipediaをお読みいただくとして、豊臣秀吉の姻戚で関ケ原で東軍についた木下延俊が初代藩主で石高は3万石でしたから、城をもつことのできるギリギリの最下限城主であったわけです。

 

日出城隅櫓外観 動画https://youtu.be/X_x5HjnHd54

   日出城隅櫓内部 動画https://youtu.be/srJQdp7L6mg

 

 上の写真でお読みいただいたように、廃藩置県の際に天守閣他は取り壊されて、現在残っているのはこの隅櫓だけです。石垣を除けば、跡地は小学校と中学校になってしまいました。

 

 ここの桜が「城下かれい」ならぬ「城下桜」として美しいと評判らしいから本日は偵察に来たのですが、さてどうでしょうか。

 

 

 地続きに滝廉太郎もいます。

 

 

 城下海岸には小さいが城下公園があり、あまり数は多くないが桜が咲いていた。

 

 

動画:https://youtu.be/rEICigm2TVU

 

 

 別府湾越しにうっすらと見える高崎山。

 

 

 私は10:17発の汽車で別府に帰りました。

 

 次は別府市境川沿いの桜見物です。

 

 

 

 暘谷から別府まで電車でわずかに13分。別府駅から本日の二番目の桜見物の場所である境川に向かって歩き出した。鉄道の線路に沿って北方向に歩くだけである。

 

 

 富士見通りを越してすぐ、東雲通りに感じのいい珈琲豆販売店があったので、気が惹かれて入ったみたら、内部に喫茶店が設えてあり、食事もできるようだったので、ここで食事をすることにした。

 

 

 内部のテーブルや椅子、装飾の絵画など、クラシックでなかなか素敵だった。食事はハンバーグ付きのカレーライスを摂ったのだが、味もなかなか良かった。別府へ来てからこんな素敵なレストランに入ったのは初めてだった。私がこのレストランに入ったのは朝の11時だったのだが、店はあっという間に満員になった。

 

 

 とても美味しい店だったので、今後も機会があったら来ようと思った。店は前が汽車の線路の堤防で、苔むしており、まるでフランス風。実にセンスの良いレストランで、値段も高くはないし、good!!!。

 

 

 

 店を出てしばらく線路沿いに歩いたらすぐ境川に出た。これから芝居の湯のある朝日橋まで緩い坂を歩いて登るのだが、いや絶品でしたね。黄色く咲く菜種の花と、どっしりと腰を据えて枝を広げる桜の姿は実に貫禄があって、素晴らしい。途中にホテル・パストラルというのがあって、これが桜の並木とマッチしており、素晴らしい。一度このホテルに泊まってみたい、と思った。

 

 

 JR鉄橋から歩き始める。一つの祠:https://youtu.be/8o5MyPnozXI

 

                 祠の主は臼杵石仏だった。:https://youtu.be/buSR0RYuDjc

 

鶴高通りと桜通りの交差点:https://youtu.be/p4W0YiaUvQw

 

ホテル・パストラルの横あたりです。:https://youtu.be/L23WPRjVflQ

 

 

 いよいよ終点です。私はこのあと、芝居の湯で入浴して帰りました。なんと素晴らしい環境ではありませんか。驚くと同時にこういう環境で暮らせることの有難みをしみじみと感じましたよ。

 

 

 

 

では皆さま、御機嫌よう。