2022/01/24
今回青森市を1月24日から27日にかけて訪問したが、時期としては厳寒期で観光には最悪の時期であり、1月24日からコロナ対策で、観光施設が一斉に休館を決めたから、芸術的な視点からしても最悪の時期になった。
一体なんのために九州から青森にやってきたのか、首をかしげざるを得ない事態となった。
しかし私の感受性からすると、私は充分に青森市の冬の楽しさを満喫した。
私は少なくとも寒さにたいしては十分な心の準備があった。私は冬に雪でまみれる寒冷地金沢の出身なのだ。それに数年前までは厳寒の冬の蓼科に住んでいたのだ。
写真:津軽鉄道エントツ列車の車中で、平気な顔をしてスルメを齧る筆者。眺めているのは津軽鉄道を守る防雪柵。
24日朝、私は別府から6:30に出発する福岡行の高速バスに乗って出発した。冬の別府から北国の青森まで旅行する物好き人間はそうはいない。だから、安い飛行機便を探すのに苦労した。結局羽田乗り継ぎの青森往復でホテル青森三泊つきで7万円というのを見つけてこれに乗った。阪急交通社扱いだった。青森行のこのコースは1月が最安で、2月、3月となると値段が徐々に上がっていく。この一月が最安なのだ。つまり、このコースを選択する人がもっとも少ないのがこの1月なのだ。
羽田空港で寿司田という寿司屋で¥4400という素晴らしく高価な寿司定食を食べる。これって久しぶりに都会に帰ってきた老人の無理筋の粋がりなのかなあ。一人でガランとした店内での食事はお世辞にも美味しいとは言えなかった。
羽田空港中央ロビー。寿司田はこの左手にあった。
1時まで出発を辛抱強く待つ。
飛行機は滑走を終えて急角度で上昇する。
飛行機にはほとんど人が乗っておらず、その所為か定刻より早く青森に到着した。早速空港バスで青森駅に向かう。ごらんの通り雪だらけだ。左に立っているのは防雪柵だ。
空港バスは何事もなく青森駅に到着した。私はタクシーでホテル青森まで移動した。青森の街は雪だらけだった。
画像:着陸直前の飛行機から眺めた雪の青森市
コロナの関係でホテルの食堂が休業しているので、近くのファミマで簡単なパンの夕食を買い求め、部屋で食事して早々と就寝した。81歳の年寄り爺はなにもせず、“寝る”に越したことはない。私ももう少し齢をとったら、このような旅にでることさえ難しくなるだろう。