2024_05_09 佐伯2

2024/05/09

 いやあ好かった、好かったと満足し、食後よたよたと港に来て海と漁船を眺めた。ここも美しい。汚れた都会の汚辱が一切ない世界だ。天国に居るような気分を味わえる。

 

 

 この青い海。信じられますか。夏だったら、ここで海水浴をしたい気分になります。港の向こうに見えるのは大入島です。佐伯の人たちがピクニックに出かける島です。

 

 

 景色も好いねえと感心しながら駅まで歩いてきた。当初はこのあと観光案内所で自転車を借りる予定だったが、お腹一杯になったら、そんな面倒くさいことはやめておこうという気になった。実際私の身体はたった500mの歩行でも疲れ切ってしまう状態なのだ。そこで、駅前からタクシーに乗った。自転車は止めて観光タクシーにしたのだ。

 

写真:観光案内所で頂いたパンフレットの一部。毛利高政については毛利高政 - Wikipediaを参照のこと。秀吉の家来だったが、関ケ原のときに徳川に寝返ったのだそうだ。

 

 国道217号を走ってきて、臼坪川を渡るなり右に折れ、臼坪川に沿って西南行する。217号線を渡ってさらに走ると、右手に養賢寺が見えてくる。すごく貫禄のあるお寺だからすぐ分かる。ここが毛利家の菩提寺なのだ。

 

 

 この道はなかなかに風情のある道で、歴史と文学の道なのだそうだが、まるで映画のロケーション用の道みたい。

タクシーの中で撮った動画なので、ごちゃごちゃするが、

https://youtu.be/dXEZ-Aq-5ho

 

 

 上の地図の通りで、養賢寺、国木田独歩、井戸「安井」、薬医門、を経て、右側に鳥居のある城山登山口を経て、三の丸楼門に至る。

 

 

 良くは知りませんけれど、昔は城山にあったのを移築した門らしいですが、ひどく貫禄のある門ですね。

 

 

 門を潜ると何もなくて、上の写真のようにだだっ広い広場です。明治時代の佐伯の政治家の銅像が立っていますが、どうということなし。

 

櫓門から町を見渡すとこんな具合。右手に黄色いタクシーが停まっているでしょう。このタクシーを使ったのです。

 

 タクシーの運ちゃんもここで知恵が尽きて、さあ、このあとどこへ行きましょうか?と私にたずねますから、こう答えました。

 「今は5月の初めでバラの見頃だから、バラを見よう」

 

 

 佐伯駅から日豊本線を二駅戻ったところに狩生(かりう)という駅があり、そこに花里愛フラワーガーデン(バラ320種類、佐伯市狩生にフラワーガーデン)があるけれども遠いから、佐伯駅の近くのバラ園にしましょう、ということで、海の見えるバラ園suga (佐伯市の薔薇園)へ行ってきました。造園者と思われるお爺ちゃんが椅子に座って寝ておられ、なんとも優雅なバラ園です。入園料は無料。タクシーの運転手さんの昔からの知り合いなのだそうです。

 

 

 というわけで締めは佐伯のバラ園でした。

 

 

 そういうわけで、佐伯はこれで終了。

 

 海が綺麗。漁港市場のお寿司屋さんが絶品。もう少しして足が弱くなったら、ここを最後の住処にするのもありかな? と考えて、佐伯は終了です。帰りは宮崎空港駅からの特急にちりんで帰りました。大分駅まで1時間でした。大分駅では同じプラットホームに電車特急ソニックが待っていましたので、これに乗ってたった一駅、無事に帰ってきました。

 

 

 楽しい一日でした。

 

 

 

 では皆さま御機嫌よう。