2022_11_23
次に訪ねたのは太原(たいばる)のイチョウである。場所は次。八女市の岩戸山古墳 - Wikipediaも近くにある。
注:岩戸山古墳の石人 岩戸山古墳出土 石人-2 - 岩戸山古墳 - Wikipedia
80本のイチョウ並木が色づく圧巻の光景
1983年に広川町の町制施行30周年を記念して公募、町の木として制定されたイチョウ。そのなかでも、太原(たいばる)地区に並ぶ80本のイチョウは、秋になると一面黄金色に色づき、圧巻の景色を見せる。なお、この場所は私有地で、所有者の善意により立ち入りを許可されているため、観賞の際はゴミを持ち帰る等のマナーを守りたい。(太原のイチョウの紅葉(福岡県) |紅葉名所2022 - ウォーカープラス (walkerplus.com))
ざっと見たところ、銀杏採集目的のイチョウ畑であろうと推察される。規模は小さいが、黄葉が敷き詰められていて、美しい。
近くに出店している屋台で銀杏を売っている。六個を串に刺して焼いて塩を振ったのが、200円である。買って食べたが、可もなし、不可もなし。
これで太原のイチョウは御仕舞。
次に訪ねたのは久留米市内にある石橋文化センターです。
場所は、
東京駅近くのブリヂストン美術館にはしばしば立ち寄らせてもらっていたのですが、あのブリヂストンが久留米出身だとは、今の今まで知りませんでした。
私たちのような老人は、学生時代にはブリヂストン美術館、東京国立近代美術館、倉敷の大原美術館にしばしばお世話になっていたものですが、ブリヂストンが久留米出身だとは夢にも考えたことはありませんでした。
石橋正二郎がタイヤビジネスを開始する前は、石橋家は地下足袋を作っていたのですね。炭坑地方ですから、そう言われてみれば、なるほどと合点がいきます。注:石橋正二郎 - Wikipedia
石橋正二郎記念館 | 石橋文化センター (ishibashi-bunka.jp)
石橋文化センターは、1956(昭和31)年に株式会社ブリヂストンの創業者である石橋正二郎・名誉市民から郷土久留米市に寄贈されました。バラやツバキなど四季折々の花が彩る広大な庭園を有し、久留米市美術館をはじめ、音楽ホールや図書館を備える複合文化施設です。花と緑にあふれた園内は、市民の憩いの場として、芸術文化の拠点として、多くの人々に親しまれています。
クラブ・ツーリズムの添乗員はまったく気づいていなかったのですが、石橋文化センターの中心にある久留米市美術館で、青木繁・坂本繁二郎生誕140年記念展覧会が開かれていました。東京国立博物館、ブリヂストン美術館(現在名はアーティゾン美術館)、大原美術館、東京芸術大学等すべての美術館から両名の作品が集められていました。ラッキー!!!
参観時間がたったの30分とクラブ・ツーリズムから制限されていましたので、大急ぎで、主要な作品の存在を確認しながら見て回りました。
私たちの年代にとっては青木繁 - Wikipedia・坂本繁二郎 - Wikipediaは日本の西洋美術の黎明期を形作る偉人なのです。
輪転 Metempsychosis
1903 油彩・カンヴァス 26.8 x 37.8
石橋財団石橋美術館
黄泉比良坂
1903 色鉛筆、パステル、水彩・紙 48.5x33.5
東京藝術大学
天平時代
1904 油彩・カンヴァス 45.3x75.4
石橋財団ブリヂストン美術館
女の顔
1904 油彩・カンヴァス 45.5x33.4
わだつみのいろこの宮
1907 油彩・カンヴァス 1180.0x68.3
石橋財団石橋美術館
私はここで、2011年石橋美術館で開かれた青木繁展の分厚い画集を、たったの¥2,300で購入しました。これもラッキー!!!