2022/06/06
画像:国宝十一面観音(左)室生寺金堂
2006年4月3日、私はこの仏像を拝観するためにはるばる金沢からやってきたのです。素晴らしく美しい仏像ですね。
拡大して見ましょう。
素晴らしく美しい仏像です。頭部に11の顔を持つ菩薩です。お釈迦様がお悟りになられる直前のお姿ですから、胸飾りなどの装飾品を身にまとわれています。誰が彫刻したものか分かりません。前に立つ十二神将は鎌倉時代、運慶の作品です。
下の解説文には記載されていませんが、このお寺の開祖は役行者です。役行者については役行者と西行 - dousan-kawahara ページ! (jimdofree.com)の項で詳しく調べました。
日本の思想歴史の開始の時期といえる飛鳥時代に、役行者は聖徳太子聖徳太子 - Wikipediaと180度逆の観想を実現し開示したのです。
その後、室生寺は内観Bを傍に置いて、釈迦如来を本尊とする各宗兼学の仏教界最高権威の寺となったが、その根底に、ルター流の地獄思想がしっかりと在ったことを忘れてはいけません。
画像:室生寺パンフレットから。
ご参考までに境内の掲示板です。
このお寺の見取り図はGoogleで示せば、次のようになります。
画像:GoogleMapから
五重の塔も有名ですね。
入り口の室生川を渡る朱塗りの橋は、渡ればお分かりいただけると思いますが、まるで、極楽への入り口のような感じを受けます。