2019/05/03
写真:4月4日撮影。私のフラットから南方を眺める。手前がホテル白菊の楠湯殿の
屋根。若緑色の大木が楠の木である。右上の山(吉備山)の頂に満開の桜の木が見
える。
図書館への日参が始まって以来、ホームページはしばらくお休みにしていた。ホームページを丹念に描く時間とスタミナが無くなっていたのである。
私の図書館での資料調べはすでに終わっていたので、仕事はなくなっていたのだけれど、5月1日に大分県立図書館から連絡があった。頼んでいたR.D.レイン『経験の政治学』みすず書房が届いたとの連絡だ。そこで図書館に出かけた。
写真:4月7日撮影。図書館前の広場の桜は遅咲きである。資料調べに疲れ切ったときは食堂で桜を見ながら
食事した。
大分県立図書館の資料課はとてもよく機能していて、別府のような田舎に暮らしていても、資料調べくらいなら、東京都立中央図書館以上の役割をはたしてくれる有難い存在なのだ。
だから二月末からだろうか、一日置きに通った。
写真:4月16日撮影。西大分駅前の花壇
写真:4月16日。大きく成長した葉牡丹が黄色い花を付けた。(渡辺内科医院)
私の仕事の大部分をここで済ませることができて有難かった。私はこの間
1. 徒歩で別府駅に出向き(約15分)
2. 別府駅から8:10発の通勤電車に乗ること17分、
3. 大分駅前北口バス乗り場から大分県立図書館行きの、8:30発のバスに乗り
4. 約20分で図書館に着き、門前で9:00の開門を待つ。
という時間割りにしていたのだが、土、日曜日は2.の通勤電車がなくて8:27分発の電車を利用するしかない。また、3.のバスもないから大分駅からタクシーを利用する以外に手はない。タクシー代千円は年金生活者には重すぎるのである。
どうしてこういう事態になっているかというと、じつは県立図書館のとなりに広大な敷地の大分大学付属学校があって、幼稚園、小学校、中学校までがここに揃ってある。ここが土、日にはすべて休校だからバスの本数が減るらしい。
画像:GoogleMap, 2019
では週末の図書館通いの道順はどうするか?
別府から直接大分市内に乗り入れる大分交通のバスを利用するとか、いろいろ考えたのだけれども、利便性がもうひとつよくない。結局JRを西大分駅で降りて線路沿いの道を図書館まで歩いたほうが、時間的、費用的にベストであることが判明した。西大分駅から図書館まで約1kmだから、私の足で20分で図書館に到着する。だから、8:27別府駅発の電車に乗り、8:40西大分駅、そこから20分歩いて9:00ちょうどに図書館に到着する。
写真:4月16日撮影。西大分駅から図書館まで線路沿いの道を歩いた際、線路際の空き地に仏像が並んでいる
のを見つけた。写真のほぼ中央やや左に倒されている三体の仏像を加えると、合計9体の仏像がある。周囲に
は寺らしきものはない。不思議だ。
写真:4月16日。一番左の二体の仏像なのだが、お釈迦様と脇侍である。
写真:4月16日。近寄ると、脇侍の衣装に浅彫りで掘り込まれている模様が見える。
非常に手がこんでいるレリーフだ。素晴らしい。
しかし20分歩くのは健康にはよいのだが、しんどいので帰りはバスにのり、大分駅経由で帰ることにしていた。大分駅で食材を買って帰るのにも都合がよいのだ。
現在は一応の仕事は終わったので、次の図書館通いは今年の秋から、11月からのことになる。
写真:5月3日撮影。別府公園。気候もよいので、ピクニックに来ている人が多い。左になにかのエキジビシ
ョンに使った大きなパラボラ型の鏡。右奥に楠の木が見える。ピクニックに来た人で紫外線除けのテントを
持参する人もいる。
写真:5月3日。別府公園外縁の植え込み。咲いているのはオオムラサキというツツジ。
今日はこの後で、芝居の湯で湯浴みしてきた。この温泉で湯滝の湯に打たれるのがなんとも気持ちが良い。
写真:5月3日。芝居の湯の前にある野口原(のぐちばる)総合運動場。
グラウンドを取り巻く楠の木。どうして別府はこんなに楠が多いのだろう。別府港は明治6年に開港した際、楠港と命名されたそうだ。その跡地は現在も楠町だし、その近くに南北に走る商店街は楠銀天街である。現在の別府市役所の前の通りも楠が植樹されている。私のマンションの回りも楠だらけだ。楠というのは春に若葉がでてから、枯葉が仰山落ちるので掃除が大変だと、掃除係のおばさんがくさっていた。ホテル白菊も楠の巨木があるのだが、今は車の出口となっている前庭にも昔は楠の巨木があって、このマンションは楠の枯葉の吹き溜まりになっていたんですよ、と悲鳴をあげていた。