2020/05/21
さらにもう一つ報告しなければならないのですが。実は火男火売神社に来る前に、坊主地獄に立ち寄ってきたのです。坊主地獄は新型コロナの影響を考えて閉園していたのですが、あとで調べたら、坊主地獄のなかにこんな立て札があることがわかりました。
写真:
天然記念物指定 坊主地獄の由来
貞観九年(西暦867年)今より約1200年前、鶴見山噴火後各所に温泉が湧出し始め、この付近は鶴見七湯の名で古くから有名な温泉郷となっていました。この地は以前火山の神、火男火売(ほのをほのめ)神社の神域で延内寺という寺院がありました。ところが480年前の大地震の時大爆発が起り、火煙と共に寺院も住職の円内坊も一瞬の間に姿を消し、その跡は熱泥を噴き上げる大地獄と化してしまいました。この地獄は当時の爆発の火口で以来坊主地獄と呼び伝えられています。当坊主地獄の現象は泥火山の特異な自然現象で天然記念物に指定された文化財となっています。
引用:
写真:2020/05/22撮影。新型コロナ騒動で閉園中でした。
今から521年前(1498年)に日向灘地震が発生しました。その際に現・天然坊主地獄の場所にあった延内寺という大きなお寺の地面が爆発。地が裂けて熱泥が噴出し、寺院は住職(円内坊)もろとも吹き飛びました。そこに生まれたのが『天然坊主地獄』。園内の一番奥にその爆発跡があり、当時の爆発がいかに大きかったかを知ることができます。
引用:
ただし、日向灘地震については、いろいろの説があるようです。Wikipedia日向灘地震 (1498年) を参照すること。
バイナリー装置の前に狛犬つきの祠が立っているではありませんか。今後はこのような現代的な発電装置が、爆発の前に地中のエネルギーを消化して、霧島大神火男火咩神の瞋りを鎮めてくれるのかもしれません。