2022_12_27 夢か現か?(1)

2022/12/27

 

 今朝も朝5時に起きたのだが、血圧などの健康チェックを行い、薬も服用して、他にすることがないから、YouTubeのウクライナ戦争の映像を観ていたら、ついうっかりまた寝込んでしまった。ベッドで寝るのではなく、仕事机の椅子で寝込んでしまったのだ。最近、刺激がなくなってしょっちゅううたた寝をしてしまう。とくに重要な用事もないものだから、うたた寝をしても、𠮟ってくれる人もいない。

 

 うたた寝から醒めたら、朝8時になっていた。あわてて着替えをして外に飛び出し、朝813分発の扇山行バスに乗る。最近は朝の冷気がピリリと身体に利いて気持ちが良い。

 

 いつものように自衛隊前で降りる。

 

 

 上の写真は自衛隊前から北方向を眺めた写真だ。山の上にANAインターコンチネンタル・ホテルが見える。最近は全国旅行支援スキームが効いていて、インターコンチネンタル・ホテルも強気らしい。一泊7万円だという。強気だねえ。

 

 

 坂道を少し下がってきて、山側を撮った写真がこれだ。

 

 

 後ろに見える樹木のない禿山が伽藍岳だ。伽藍岳 - Wikipediaは西暦867年(貞観9年)に噴火した。この水蒸気爆発については、火売町(ほのめちょう)2 - dousan-kawahara ページ! (jimdofree.com)で詳しく論じましたから、これを参照なさってください。

 

 

 山の上に見えるインターコンチネンタル・ホテルについては「娘家族とともに長崎・大分旅行」( 府 - dousan-kawahara ページ! (jimdofree.com))でご報告済です。

 

 

 扇山団地入口から坂道を降りてきたところの一軒の家の門に正月飾りを見つけました。素晴らしく美しい。下の写真のように竹飾りと組み合わせて、注連縄の代わりにブーケを飾っているのです。センスがいいですね。私の姉富貴子が先日亡くなりましたが、活きていたら、このセンスに同調したことでしょう。

 

 

 その辺りの県営アパートの三階まで登ってこの写真を撮りました。素晴らしい眺めです。別府という街は何度も言いますが、景色が素晴らしく、ここに住み着くと東京などの都会に住む気はなくなります。それにいたるところから、温泉蒸気が噴き上がっています。絶景ですね。

 

扇山から別府湾までを俯瞰する。

 

動画:https://youtu.be/cjtScBLqpjk

 

 

 ここから右に折れて大平山小学校の横を通ります。扇山というのは通称で、大平山が扇山の正式名なのです。

 

 

 大平山小学校の横の墓場の一隅に昔からの石仏群があります。一度お詣りをしたと思いながら(しないで)、横を通り過ぎています。

 

 歳をとると、欲も得もなくなってしまい、自分が極楽に非常に近くなった、と実感します。

 

 自分が果たして本当に極楽に近くなっているのか、知りませんが、私の今の立場は実際に極楽にいるようなものです。住む場所がある。そう望むならば、毎日温泉に浸かれる。食物にも困らない。他人とのいざこざを起こさずに暮らすことが出来る。病気は私に近寄ってこない。人生でやりたいことは全部やってしまったから、とくにやりたいこともない。安楽で、楽しみだけがある。だから、緊張することがなく、ついうたた寝をしてしまう。これは老人呆けだと人はいうかもしれない。なら老人呆けで結構だ。

 

 私はこれまで自分の人生で、これほどの安楽さを味わったことが一度もなかったのだ。

 

 

 

 河鍋暁斎が極楽の様子を絵に描いている。新橋・横浜間に鉄道用の堤防が築かれて汽車ポッポが走り始めた時期だから、定めし品川辺りが極楽になっているのだ。

 

 

ただ、あの世へ行くとなると、話は少し異次元になる。三途の川の向こうで私は過去に亡くなった人たちと再会することになる。私の父信次郎も待っているはずだし、私が小さいころに亡くなって、私は顔さえ覚えていない母外喜子とも面会することになる。嬉しいことが直ぐさま実現しそうで、これも喜ばしい。

 

 こういう幸福一杯の期待感に水を注すようなネガティーブなポイントがひとつでもあれば、私はこれをすべて消し去っておかねばならない。

 

 そういう理由で私は昨日、あるアレンジメントをした。ややこしい話だが、聞いていただこう。