2022 朝の散歩 2

(生目神社から青山通りまで)

2022/12/01

 

 この花の名前は知らない。

 

 

 赤い鶏頭の花の背後に夏蜜柑の木。奥手の崖の上に杉乃井ホテルの新館。開館するのは来年の一月だ。どう言ったらいいのかな。杉乃井ホテルは50年の温泉大衆迎合化の歴史を終えて、これから新時代の営業に移る。別府温泉豪華絢爛化への布石みたいなものだ。これからの温泉は値段が高くなる。そう覚悟しておかなければならない。(豪華絢爛化については、1. InterContinental-ANA ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ2. 由布院 | 星野リゾート【公式】 (hoshinoresorts.com)も参照せよ。)

 

 

 この掲示板が立っているすぐ向いに板地川に面して板地温泉の小さい建物がある。中の様子はわざわざ入らなくても分かる。中央に小さな湯壺があり、浴客は湯壺の周りに座り込んで、湯壺からの湯を汲み上げて使う。昔から変わらない使い方をしている。別府の庶民は値段の高いホテルなど見向きもしない。皆、こういう浴室で満足しているのだろう。

 

 

 湯屋の入り口の奥に、ここにも地蔵尊が祀られてある。この板地川の周辺は古道なのだ。

 

 

 川の南側の背後には、観海寺の崖の上にホテルの新館がある。その新館のすぐ下は泉源地帯となっている。

 

 

動画は次: DSCN3555 別府・鶴見地獄 - YouTube

 

 

 この辺りは鶴見地区であるから、多分鶴見地獄だろう。

 

 

 道の反対側にも地中に埋められた温泉タンクがある。このすぐ下手に昔からの鶴見地獄がある。

 

 

 鶴見地獄の鶴見稲荷大明神のお社です。昔は神仏混淆だったので、神社と五百羅漢が並んでいます。ここを参拝するには少し下手に霊泉寺があるから、霊泉寺の境内を遡らなければならない。

 

 

 

 霊泉寺を過ぎたら巨大なパチンコ屋があって、この敷地から眺める杉乃井ホテルの旧館がこれだ。左が本館、中央に中館、その右にHana館というのがあったのだが、50年間の営業を終えて今年取り壊されちゃった。今はOrixという投資家グループが勢いよく新規事業の開発につとめている。別府の温泉事業では杉乃井が間違いなく、ナンバーワンだね。

 

 

 さらに坂を下がってくると、青山地区に入る。巨大なグローバル・タワーのある地区だ。そこに別府大学付属の明星小学校と明豊中・高校があって、「明豊前」というバス停留所がある。その角に愛の里サンヴィラという巨大な建物がある。元は大分銀行の保養所だったらしいが、現在は老人ホームである。私もそのうちにお世話になるかもしれない施設である。