2018/06/01
画像:2014年10月24日撮影
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本年の1月10日にわざわざ東京の鮫洲まで出向いて返納したのですが、病気の治療がほぼ終わり、立ち居振舞が正常になってから気付きました。自動車の逸失により、蓼科の別荘暮らしに多大の問題が生じるのです。
画像:2014年10月24日撮影
自動車がなくても食料は宅配で取り寄せられるから問題はない、という娘の主張にうっかり頷いたのが間違いでした。
確かに食料の買い付けは、イオンの南松本からの宅配便で実行可能なのですが、食事した後に残される「ごみ」の処理が問題なのです。
画像:2014年10月24日撮影
私の山の家では「ごみ」は茅野市の指定ごみ袋に入れて、指定のごみ収集小屋まで運ばなければならないのですが、このごみ小屋まで歩いて30分もかかるのです。
往復1時間!
苦しいときの神仏祈願もどうやらごみ捨てには効き目がなさそうです。
ちなみに、ごみの自家焼却は禁止されています。
画像:昔、中国福建省で造らせた観世音菩薩。ご利益なし。
免許の返納のとき、本人がそう望めば、運転経歴証明書を作ってもらえるのですが、この証明書には実質的な効能は付属していません。私のかわりにごみを捨てに行ってくれるわけではありません。
画像:運転経歴証明書の例。同上。
そこで考えました。蓼科での生活を継続するためには、免許を再取得する以外の方策はないと。目的は「ごみ捨て」だけですから、小さい単車で用は足せる、と。つまり、原付き一種です。私のような老人が「カブ」と言いならしている原動機付自転車です。
画像:スーパーカブ
私は今から58年前にカブに乗って京都界隈を走り回っていましたから、昔懐かしい単車です。なんと今でもホンダは「カブ」を売っているのです。
そこで私は5月28日に東京に帰るなり、翌29日に鮫洲に出かけました。状況偵察に行ったつもりだったのですが、試験を受けてみたら合格しました。約8名が受験したのですが、試験に落ちた人は一人だけでした。
画像:鮫洲運転免許試験場
結局、約1万円遣って原付免許はとれました。私のような老人が、免許取得のため、鮫洲にくるのはまったく珍しいようで、試験場の先生方にはとてもやさしくしてもらいました。バイクの運転練習には先生が二人専属で指導してくださいました。ありがとう、ありがとう、と感謝の言葉を何度も口に出しました。
画像:2014年10月17日撮影
そこでバイクを買う手続きに入ります。
とはいえ、老人で身体が弱っていますから、安定性の確保という意味合いから三輪車であるジャイロXのほうがよいのかな、と考えました。下の写真で見る通り、いかにも安定性がよさそうです。
画像:GyroX
ところがどうです。インターネットにはこういう記事が載せられていました。
ジャイロは乗りづらいです。
商用車ですから。
ジャイロXなら荷物たくさん積んで支えられなければ倒れます。
極低速で曲がったときに足を付かなければXでもUPでも倒れます。
3輪で倒れないのは停車時だけですよ。
雨の日マンホール踏めば前輪から滑ってこけるし。
2輪だからってそんなにしょっちゅう転びませんよ。
でも荷物積んだ自転車を支えられない人には2輪スクーターは無理ですね。
ジャイロUPですが、3輪あって直進安定性がありそうに見えますが実際には運転中はおちおちわき見もできません。
しっかりハンドルを握っていないとどっちに飛んでいくかわからないような感じです。
道路のわだちにハンドルとられまくりです。
とてもじゃないけど、毎日の通勤で使うような乗り物とは思えない。
もちろん通勤で使ってる人もいるでしょうけど、なにもあんなの通勤に使わなくたっていいだろって感じ。
(引用)
このような情報を集め、茅野市・諏訪市のバイク店の意見を聞いたすえ、ジャイロはやめにしました。
画像:ホンダ・タクト
6月1日、私は茅野に出かけ、上原バイク店でバイクを購入しました。バイクは勧められるままホンダのタクトにしました。50ccです。荷物を載せてもプール平まで平気で登りますよ、と言われたので安心しました。ヘルメットとか荷物かごとかを追加注文し、登録作業と自賠責の付保をお願いし、これで注文作業は終了です。
6月9日に引き渡してくださるそうです。
ご主人に茅野駅まで送ってもらいました。
気にかかっていたことですが、茅野駅にはバイクの駐車場があって、無料で駐車できるようです。
バイク屋のご主人からは、長期駐車の必要がある場合は、上原バイク店であずかりますから、どうぞ遠慮なく持ち込んでください、との有難いお申し出も頂きました。
これでバイク問題は決着。まずは目出度し目出度しです。
では皆さま、御機嫌よう。