正覚のとき5

2021/02/14

 

 珍事発生。

 

 

 ちょっとこちらを見てくださいよ。昨日Amazonで「正覚のとき」を覗いてみたら、通常は「正覚のとき」の写真とともに、定価1,200円+税と出るはずなのに、下の画面が現れました。

 

 

 なんと私の本「正覚のとき」は、丸善プラネットがつけた定価は消えていて、中古品が販売されているのです。中古品の販売価格は安いもので¥1,960、高いもので¥5,569となっているではありませんか。つまり、私の本は大幅に値上がりしているのです。

 

 

 中古品の部分だけを抽出してみると、次の画面があらわれました。三軒の業者が現れました。いなかのお店、清安堂とブックマーケティングです。

 

 

 私の本が定価よりはるかに高い値段がついているのです。驚きです。

 

写真:2006/05/11撮影。Hermitage Museum 私はここでこの日、Gold Roomを見せてもらいました。普通の人が観覧することは無理です。Hermitageはいまや訪問者数が多すぎて、普通の旅行客は美術館に入ることさえ無理なのだそうですが、コロナの関係で今なら入りやすいかもしれません。

 

 

画像:Art works (hermitagemuseum.org)

Author: Cézanne, Paul. 1839-1906

Title: Mount Sainte-Victoire

 

 

 

 上のAmazon記事が意味するところは、「正覚のとき」はすでに売り切れた、という事実です。「売り切れ」であるから、代わりに中古本を提供する、というAmazonの意思です。

 

 ところがところが、丸善プラネットから昨年1214日に着信した報告書は次です。昨年10月末日付の在庫数は169部なのです。在庫はたっぷりあることが分かります。

 

画像:Art works (hermitagemuseum.org)

The Lamentation (The Pietà)

Author: Italian sculptor. 17th century

 

Authors: Author of the original: Michelangelo Buonarroti. 1475-1564

 

 

  この点につき、水越様と電話でお話させていただきましたが、さっぱり要領を得ませんでした。

 

 出版業界は未曽有の不景気なので、「他人の本をダシにして新本を中古品にすり替え、収入増加を狙っている」、あるいは「著者の了解を得ずに、こっそり増刷した」ようにも受け取れます。水越様にはクリアカットなご返答が頂きかったですね。

 

でも、私の本が一冊¥5,000の価値があるようにはとても思えませんけどね。

 

 

 この件はさらに調査を要します。

 

 ややこしい話を持ち出してすみません。

 

 

 では皆さまにはどうぞ御機嫌よう。