2018/07/30
画像:
中央がリロイ・ジェスロ・ギブス NCIS特別捜査官、上級捜査官
右へ
ジェニー・シェパード NCIS局長
アンソニー・“トニー”・ディノッゾ NCIS特別捜査官、現場対応チーム上級捜査官
ティモシー・ファラガット・“ティム”・マクギー NCIS特別捜査官、現場対応チーム下級捜査官
左へ
ジヴァ・ダヴィード イスラエル人。イスラエル諜報特務庁(モサド)からNCISに出向している連絡将校
ドナルド・“ダッキー”・マラード NCIS検死官主任
アビゲイル・“アビー”・シュート NCIS科学捜査分析官
蓼科の家で使っているプロヴァイダーの番組のなかでCNNの隣にある映画チャンネル(J755) Super! dramaを暇にまかせて見ていたら、NCISネイビー犯罪捜査班という番組に出くわした。これが途轍もなく面白い。月曜日から金曜日までの12:00~14:00(吹替え)、19:00~21:00(字幕)で放送しているのだけれど、面白くて、楽しくて、やめられない。だから毎日食い入るように見ている。私の現在の唯一の娯楽だ。
このチャンネルではほかに、
クリミナル・マインド
エレメンタリー ホームズ&ワトソン
The Bridge
SWAT
なども放映しているのだが、泥臭くって見ていられない。
どこが素敵なのか? とても知的なシナリオで、劇中で観察される会話も隙というものがない。機関銃でまくしたてるような速さに魅力がある。また、死体や銃弾や現場証拠品の分析の速さ、結果にたいする明察。対象人物に関する情報収集の迅速性、間髪をいれず、捜査結果が開示されるところなど、NSAそこのけの情報収集能力。実に隙がなく、現代人を知的に満足させてくれる。人間描写も過去の名作「スティング」を彷彿とさせる描写の細やかさ。こういう肌理細かい筋立てをシリーズ中淀みなく展開する情熱。魅力ある登場人物の個性。多数の個性が重複することなく、互いを引き立てる筋立て。あらゆる観点からしてこの映画は名作だ。
私は一作を45分で見終わると、フーッとため息をつく。事実、映画鑑賞中は息もつかせない緊張感で包まれ続けるからだ。
最近あまりに引き込まれているので調べてみたのだが、このフィルムはどうやら2003年からのアメリカCBSテレビ番組らしい。調べたら、GEOのDVDレンタルで7巻目までは借りられることが分かった。
蓼科では、我が家からGEOまでは片道20kmだから、往復で40km。私のスクーターで走ると片道45分はかかる。とてものことじゃないけど、借りに行く情熱が沸いてこない。GEOには配達サービスというのがあって、宅配便で届けてくれるサービスもあるのだが、爺にはそこまでする情熱は残っていない。ではDVDを買うか?ということだが、年金生活者には高価すぎる。
で、結局、週日月曜日から金曜日まで一日二本をCATVで鑑賞することにした。過去CATVでシリーズ4と5は見てしまったので、残りあまり時間もたたないうちに全部見終る勘定になる。では、1から3まではどうするか。一応7まで見終えたあとで考えよう。
私はカメラ愛好家なのだが、NCIS捜査官たちが現場撮影に使っているカメラは、ニコンD200である。このカメラは2003年に販売開始された型番だから、NCISが放映開始された2003年とぴったり符合している。まったくなにもかも最新鋭の機材を使っているところも「隙がない」。
とにかく、こんな素敵な映画の存在に今の今まで気づいていなかった小生が馬鹿だった。置いてきぼりにされたくないから、これからしばらくは、NCISに専念することにしよう。
後補
Super! DramaのNCISは先週の金曜日、10月26日に第10シリーズが終了となった。最終的にモサド局長のイーライ・ダヴィードが隠密裏にアメリカにやってきている間に暗殺者に暗殺され、ヴァンス局長の妻が巻き添えで死ぬ。モサド副長官が首謀者と判明し、ジヴァが行方を突き止め、ボルティモア港に停泊中の貨物船上で、彼を殺す。なんとも凄まじいイスラエル魂を見せつけられたところで、シリーズ10は終了した。
今現在(2018/10/30)では日本語吹き替え版は切れているので、シリーズ15までの鑑賞はしばらく後になるだろう。
このNCISはLA版とニューオールリンズ版も派生的に制作されているのだが、内容はマンネリ化していて、鑑賞していても楽しくない。
だから、NCISはしばらくお預けとなる。残念だ。
写真:2007/03/29撮影。嘆きの壁で祈るイスラエル人。
現場へ行けば分かるがとても異質。