2018/04/02
金沢城の桜が満開に近づいた。
例年と変わらない桜だが、冬の間枯れて緑のない風景を見続けた小生にとっては、夢のように美しい景色への変身である。
ここ数日の間に撮影した写真のうち幾枚かをご披露しておこう。
金沢城の二の丸に作られた菱櫓(右側)、橋爪門続櫓(左側)とそれを繋いでいる五十間長屋である。明治14年失火により焼失した二の丸御殿、橋爪門、五十間長屋等のうち一部が平成13年に復元されたものである。この五十間長屋の背後にあった平屋建ての二の丸御殿が金沢城の正殿であった。だから、金沢城には天守閣というものは存在しない。今後復元されると思われるのは二の丸御殿(下の地図で二の丸と記されている部分)だが、今現在その計画はない。また復元されたとしても五十間長屋の後ろに隠れることになるから、上の写真とあまり大差ない姿となるだろう。
橋爪門付近遠望
兼六園、内橋亭
兼六園、噴水。霞が池からの落差を利用している。
石川門
五十間長屋遠望 新しく復元された建物。手前が橋爪門。橋爪門の石落としの造作が粗雑で興味がそ がれる。
画像:黄色い部分が明治14年以前にあった木造建物
上の図のうち、二の丸の部分の復元図
画像:(原図は石川県立歴史博物館)
桜。染井吉野。
兼六園の外側、北東部分の街路。美しい桜並木。
上の写真の右手の桜。ツバキカンザクラ、上坂の土手に咲く。
石川門左手の石落とし
石落としの裏側。
以上。
なお、菊桜と並び、兼六園ではもっとも有名な桜―楊貴妃。2018/04/16撮影。
場所は不老坂を上がったところ。噴水の近く。